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10月の肺気胸は「本当に死んでいたかも」、長友がロート製薬のスポーツエールオフィサーに就任

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DF長友佑都が10月の肺気胸を振り返る

 ガラタサライに所属する日本代表DF長友佑都は26日、都内で行われたロート製薬の『スポーツエールオフィサー(SYO)』の就任式に出席。10月に自身が患った肺気胸について、当時を振り返った。

 長友は10月24日のUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)グループリーグ第3節・シャルケ戦(0-0)で相手のクロスを胸に受け、仰向けに倒れ込んだ。その後に途中交代となり、同日の検査で肺気胸と診断されていた。しかしその後はスピード復帰。11月28日の欧州CLグループリーグ第5節・ロコモティフ・モスクワ戦(0-2)で先発復帰し、わずか1か月でフル出場を果たした。

 当時を振り返った長友は「2か月前に肺の手術をしまして、本当に死んでいたかもしれないとドクターに言われたくらい、大きな病気をしました」と命に関わる病状だったことを明かし、「やっぱり健康でないと何もできない。身をもって体験して、心の底から健康であることの大事さを皆さんに伝えていきたい」と語った。

 また、長友は日本代表にも復帰し、来年1月から始まるアジア杯に挑んでいく。「サッカーのアスリートの中でも年齢のことを言われることもありますけど、年齢なんか関係ないんだということをピッチの上で証明したいなと思います」と32歳の日本代表DFは力強く意気込んでいる。

 ロート製薬は20日にスポーツの実施に向けた積極的な取り組みを行う企業『スポーツエールカンパニー』としてスポーツ庁より2年連続で認定を受けており、今回新たに『SYO』を設置した。

 『SYO』は「職場や家庭において、スポーツに親しむきっかけづくりをすすめ、より一層従業員の健康的なライフスタイルの定着を図ること」を目的としており、日本初のSYOとして長友が就任。従業員の健康増進に向けた様々な取り組みを実施していくという。

(取材・文 石川祐介)
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