選手権優勝3回の“赤い彗星”東福岡高は、激戦区の福岡県予選で6連覇を達成。第97回全国高校サッカー選手権出場を決めた。チームのゲームメーカーであり、キャプテンを務めるMF中村拓也(3年)に全国大会への意気込みを聞いた。

●MF中村拓也主将(3年)
―今年の選手権はどのような戦いを。
「初戦(対浦和南高)はアウェー埼玉会場で開催されるので、相手の勢いに飲み込まれないような戦いができたら。初戦で勝ったらいい流れに乗れるかなと思います」

―予選を苦しんだことで身についたものは?
「県予選で苦しい試合が多かったので、しぶとさとか、チームとして強くなったのかなと思います。でも、もっと守備の部分などを強化していかないといけない」

―6連覇の中で一番苦しんだのかもしれない。でも、それを乗り越えたからこその期待感もある。
「先制されても得点能力などがあるので、試合の中で修正してできている。この間の(プレミアリーグの)アビスパ戦も前半は負けていたんですけれども、そこから巻き返す力があったし、勢いを持っていけたらと思います」

―個人的にはどういうところを見せたい?
「まずはしっかりチームをまとめて、ゲームメークして、結果ゴールやアシストを量産できたらと思います。結果にこだわりたいです。ゴール前のアイディアとか中盤での崩しの起点になるところなどを見てもらいたいです」

―対戦したい相手は?
「青森山田を倒して決勝へ行きたいです」

―なぜ青森山田?
「自分は山田と戦った試合全部で負けている。サニックスも去年のインターハイも全部負けているので最後に倒して優勝したいです」

―スパイクはNB製のTEKELAを着用している。
「足に合っていて、フィットしています。自分の足は少しワイドで、ワイドめな靴を履くことが多い。あと、丸ポイントなので人工芝とかではやりやすいです」

―キャプテンとして大変だったことは?
「チームをまとめるのが大変で、特に自分たちの代は個性の強い選手が多かったのでチームにするのが大変でした。県予選が終わってから大分まとまってきたと思います」

―個人的にはどのような戦いにしたい?
「個のレベルアップができたらいいなと思っています。選手権の舞台で活躍して有名になりたいですし、大学でレベルアップして最終的にプロに行けるように、活躍を繋げていきたい」

―最後に目標を。
「一戦一戦全力で戦って、優勝目指して頑張ります」

(取材・文　吉田太郎)

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●【特設】高校選手権2018