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“二足の草鞋”を初めて履いた南野が掲げたテーマ

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日本代表MF南野拓実

 チームは首位を快走。その中で自身も結果を残してきた。日本代表MF南野拓実(ザルツブルク)は、初となるアジアカップに向けてコンディションを整えていく。

 森保ジャパン発足以降、メンバーに名を連ね続ける南野は一つのテーマを掲げていた。「自分としては初めて代表とクラブの両方でプレーする中で移動などがあったが、怪我をせずにアジアカップに臨むというのが一つのテーマだった」。そしてケガなくチームに合流して、初日からトレーニングをこなしたことで、「きっちり両立しながらできたのは良かった」と充実した表情を浮かべた。

 在籍5年目を迎えたザルツブルクでは今季、リーグ戦だけでなく、国内杯、そしてヨーロッパリーグ(EL)でコンスタントに出場機会を得てきた。公式戦25試合11得点と好調をキープ。本人は「チームとしては文句なしの結果」と15勝3分無敗でリーグ首位を独走するチームの結果には満足感を示しつつ、「個人的にはまだまだ。数字の部分やチームへの貢献度にもっとこだわっていければいい」と決して満足することはない。

 アジアカップを制するためには、初戦が重要であると強調。「短期決戦の中で勢いをつけて決勝トーナメントに行けるかどうかは非常に重要。W杯を見てもグループリーグの初戦は絶対に勝たないといけないし、そこで勝つか負けるかで全然変わってくる。まずは初戦で勝つために良い準備をしていきたい」。

 初戦は来年1月9日のトルクメニスタン戦。「ゴールやアシストというところでチームに貢献できればいい」とピッチ上で結果を残すため、年内は国内で、そして年が明けたら現地へと入って調整を進めていく。

(取材・文 折戸岳彦)

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