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“収める”ストライカー尚志FW染野唯月、次戦・東福岡DF丸山には「絶対に負けたくない」

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シュートを狙う尚志高(福島)FW染野唯月(2年)

[PUMA ピックアッププレーヤー]
[12.31 選手権1回戦 尚志1-1(PK5-3)神村学園 NACK]

 グローバルスポーツブランドのプーマは、第97回全国高校サッカー選手権大会をサポートしている。サッカースパイク『FUTURE(フューチャー)』と『PUMA ONE(プーマワン)』、プーマユニフォームを着用する選手の中から注目選手を「PUMAピックアッププレーヤー」として紹介する。

 チャンスに顔を出した。決定的なシュートも放った。尚志高(福島)FW染野唯月(2年)は初戦を終えて手応えを得る一方で、「決めるところは決めないといけない」とノーゴールに終わったことに悔しさを滲ませた。

 尚志の最前線に入った染野は178センチながらも空中戦で抜群の強さを発揮。攻撃のターゲットマンとなり、足元に供給されるボールも巧みに収めて味方が攻め上がる時間を生み出した。そして、好機にも顔を出したものの、前半34分にFW二瓶由嵩(3年)のパスからPA内に侵入して放ったシュート、そして後半8分にDF石川竣祐(3年)のクロスをドンピシャのタイミングで合わせたヘディングシュートがともにGK坂ノ下陸(3年)に阻まれてしまった。

「一つの武器である“収める”というのは結構できて、攻撃のリズムは作れたと思う。けど、自分がストライカーというのを自覚した上で、自分が点を決めて勝たせないといけない気持ちが大きすぎたことで、ちょっと空回りした部分があると思う」

 18年は刺激的な1年だった。7月には『第22回国際ユースサッカー in 新潟』に出場するU-17日本代表に初めて名を連ねるだけでなくゴールを奪うと、翌月のチェコ遠征にも招集された。そして12月16日にはプレミアリーグプレーオフ2回戦で自身の決勝点で11年以来となるプレミアリーグ昇格を決めた。

「代表に選ばれたり、プレミア昇格を決めたのも含めて、今年は本当に充実した1年だった」と満足気に振り返りつつも、「あとは選手権だけ」と表情を引き締める。「選手権でどう結果を残せるかで、この先が変わってくると思うので、この選手権に賭けている」と力強く語った。1月2日の2回戦で対戦する東福岡には、U-17代表の仲間であるDF中村拓海(3年)やDF丸山海大(2年)が名を連ねている。

 特に同学年となり、マッチアップする可能性が高い丸山にはライバル心を燃やしており、「絶対に負けたくない」と闘志をむき出しにしてピッチへと向かう。

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(取材・文 折戸岳彦、取材協力 プーマ ジャパン)

●【特設】高校選手権2018

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