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目標は「二桁いきたい」立正大淞南エースFW藤井が2ゴール発進

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2得点を決めた立正大淞南高FW藤井奨也(3年)(写真協力『高校サッカー年鑑』)

[PUMA ピックアッププレーヤー]
[12.31 選手権1回戦 岐阜工高0-4立正大淞南高 等々力]

 グローバルスポーツブランドのプーマは、第97回全国高校サッカー選手権大会をサポートしている。サッカースパイク『FUTURE(フューチャー)』と『PUMA ONE(プーマワン)』、プーマユニフォームを着用する選手の中から注目選手を「PUMAピックアッププレーヤー」として紹介する。

 過去にはたった1人しか達成したことのない“半端ない”記録を目指すエースが、選手権初戦で上々の滑り出しを見せた。立正大淞南高FW藤井奨也(3年)は1回戦の岐阜工高戦、左右の足でそれぞれ1ゴールずつを記録すると、「二桁はいきたいし、目標を持ってシュートを決めたい」と高らかな野望を語った。

 全国高校選手権の1大会における歴代最多ゴール記録は、2008年に鹿児島城西高FW大迫勇也(現ブレーメン)が叩き出した10得点。すなわち、1大会での二桁得点は歴史上1人しか存在しないことになる。だが、立正大淞南のエースナンバー『17』を背負う藤井はその目標に果敢に挑んでいく構えだ。

 迎えた初戦、藤井は左ウイングのポジションでキックオフ。「マークが甘かったので、いったん開いてから中に入れば破れると思った」。そんな想定どおり、前半9分に早速試合を動かした。左サイドを味方が突破すると、迷わず中央へダッシュ。ニアでFW鶴野怜樹(3年)がつぶれたが、こぼれ球を流し込んだ。

「練習で南監督(南健司監督)から落ち着いて打てと言われていて、練習から意識してやっていた」。そんな落ち着きを見せたかと思えば、前半39分には自身が得たPKを力強いキックで蹴り込み、チームの3点目につなげた。「コースが甘かったけど、慌てず決めることができた」と素直に喜んだ。

 この日は「2人でいつも話し合っているので、2人で崩せる自信がある」と信頼を寄せる鶴野の2ゴールにも絡み、チームの全4得点に関与した。これも相手のマーカーを絞らせず、「相手が嫌な動きを外からやり続けた結果」。南監督の指示どおり、アウトサイドのポジショニングが生きていたようだ。

 入学以降の過去2大会では満足のいく結果を出せず、「悔しい思いをしていた」というが、最終学年では見事な好スタート。「2点を入れられてホッとした」と笑顔も見せる。二桁ゴールを目標に掲げるが、それは全てチームのため。「日本一を目指しているので、1試合1試合良い準備をしていきたい」と力を込めた。

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(取材・文 竹内達也、取材協力 プーマ ジャパン)

●【特設】高校選手権2018

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