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憧れの青木に並ぶ全5戦連発9得点で得点王、FC東京U-15深川FW野澤「超せなかったのは残念」

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得点王になったFW野澤零温には山田卓也さんからNIKEスパイクが進呈された

[12.28 高円宮杯U-15決勝 FC東京深川1-0金沢U-15 味フィ西]

 有言実行の得点王だ。前日の準決勝までの4戦すべてで得点して、合計8得点を決めていたFW野澤零温(3年)は、決勝でも前半19分にFW茂木秀人イファインのクロスをダイレクトで合わせて先制点を記録。全試合得点となる9点目で、FC東京U-15深川に昨年のリベンジとなる日本一をもたらした。

 ただし目標としていた先輩超えだけはならなかった。昨年度の大会でFW青木友佑(現FC東京ユース)が5試合9得点。「必ず超したいと思っていたけど、今回超せなかったのは残念。10得点に届かなかったのはすごく悔しいです」。1年での成長を見せつける絶好の機会だっただけに、個人的にはちょっぴり悔しさも残る中学生最後の大会になった。

 FC東京U-15深川、むさしからはそれぞれ7人がユースに昇格する。野澤ももちろん昇格して再び先輩に勝負を挑むことになる。太田匡人監督が「一つの目標としてJ3の試合に出ましょうということを話している」と大きな期待を寄せる世代。野澤も「FWとして自分の力でゴールをこじ開けることが大切になってくる。もっと練習から意識していきたい」と更なる成長を誓っていた。 

(取材・文 児玉幸洋)

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