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伊東と三笘がゴール、日本代表が練習試合で流経大に2-0勝利

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先制点を決めるMF伊東純也

[12.30 練習試合 日本代表2-0流通経済大]

 来年1月5日に開幕するアジアカップに向け、千葉県内で合宿中の日本代表は30日、流通経済大と練習試合(35分ハーフ)を行い、2-0で勝った。

 前半のメンバーはGK東口順昭、最終ラインは右からDF酒井宏樹、トレーニングパートナーのDF菅原由勢(名古屋U-18)、DF槙野智章、DF佐々木翔と並んだ。中盤はMF青山敏弘とMF柴崎岳のダブルボランチで、2列目は右からMF伊東純也、MF南野拓実、トレーニングパートナーのMF三笘薫(筑波大)。1トップは同じくトレーニングパートナーのFW上田綺世(法政大)が務めた。

 開始早々に流通経済大FW満田誠(1年=広島ユース)の強烈な左足ミドルでヒヤリとさせられた日本代表だが、前半11分、先制に成功する。三笘のパスから佐々木が左サイドを抜け出し、ゴール前にグラウンダーのクロス。PA内で受けた伊東が落ち着いて一人かわし、左足でゴールネットに突き刺した。

 日本代表は前半13分、槙野の絶妙なスルーパスに伊東が反応。右クロスがファーサイドに流れたところを三笘が右足で狙ったが、惜しくもクロスバーを直撃した。前半25分、東口がベンチに下がり、GKシュミット・ダニエルがゴールを守る。同29分には佐々木のスルーパスから三笘がPA内に切れ込み、右足で追加点を奪った。

 2-0で折り返した後半開始からメンバーを9人変更。GKは引き続きシュミットが務め、4バックは右からDF室屋成、DF三浦弦太、トレーニングパートナーのDF小林友希(神戸U-18)、DF長友佑都と並んだ。菅原が引き続き出場し、中盤にポジションを上げてMF守田英正とダブルボランチを形成。2列目は右にMF堂安律、左にMF原口元気が入り、FW北川航也とトレーニングパートナーのFW旗手怜央(順天堂大)が2トップを組んだ。

 日本代表は後半9分、室屋の右クロスに旗手がヘディングで合わせるが、GKオビ・パウエル・オビンナ(3年=JFAアカデミー福島)が好セーブ。同10分からはシュミットに代わってGK権田修一がゴールを守った。後半16分、PA右手前から堂安が左足でミドルシュートを狙うが、GKの正面。同22分にも堂安が右から切れ込んで左足を振り抜いたが、ゴール左に外れた。

 後半25分、旗手が右サイドからドリブルで持ち込み、PA内右深い位置からマイナスのパス。堂安がゴール前に詰めたが、シュートはDFのブロックに遭った。後半33分、原口の獲得したファウルから堂安が左足で直接FKを狙うが、クロスバーの上へ。結局、後半はゴールが生まれず、2-0のままタイムアップを迎えた。

 右臀部の打撲で別メニュー調整が続いているFW大迫勇也、この日からの合流となったDF冨安健洋とMF遠藤航は出場しなかった。チームはこの日で国内合宿を打ち上げ、いったん解散。年明けの1月2日に再集合して日本を出発し、FW武藤嘉紀、MF中島翔哉、DF吉田麻也の3人はUAEで合流する。

(取材・文 西山紘平)

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