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駒澤大高の沖縄出身3年生FW池間「悔しいです」…指揮官も「一番悔しいのではないか」

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FW池間敦也(右から2人目)はベンチで試合終了の瞬間を迎えた

[12.30 選手権1回戦 駒澤大高 1-1(PK9-10)那覇西高 駒沢陸]

 敗れた駒澤大高の大野祥司監督は、「一番悔しいのではないか」と言って、FW池間敦也(3年)の名前を挙げた。

 池間は沖縄県宮古島出身。高校進学とともに、3歳まで過ごした東京に戻ってきた。父親と兄を残して、母と妹とともに上京。駒澤大高には練習会に参加したときに雰囲気が良かったことで入学を決めた。

 3年間、厳しい練習に耐え抜いて掴んだ最後の選手権でのベンチ入り。しかし地元沖縄県代表の那覇西高との開幕戦のピッチに池間が立つことはなく、チームは11人目まで突入したPK戦の末に敗退。高校サッカーの最後はベンチで迎えていた。

 来春からは大学に進学する予定。だがサッカーを続けるかは未定だという。ただし「悔しいです」という思いが残ったのも事実。「こういう雰囲気を味わえたので、これからサッカーを続けるんだったらすごく良かったのかな」。この日の経験は、間違いなく今後の人生に影響を与えることになりそうだ。

(取材・文 児玉幸洋)

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