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[MOM2764]富山一MF高木俊希(2年)_“小兵軍団”ベンチ入り最長身175cmの千金ヘッド

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(写真協力『高校サッカー年鑑』)

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.31 選手権1回戦 富山一3-2西京 フクアリ]

 ベンチ登録20名の平均身長は168cm。小柄な選手が多く揃う富山一高で、最長身の175cmMF高木俊希(2年)が後半アディショナルタイムに大仕事をやってのけた。

 投入されたのは2点をリードした後半22分。大塚一郎監督からは守備を重視するようにと投入された。それだけに同点に追いつかれたのは、人一倍責任を感じていた。

 そして迎えた後半アディショナルタイム3分、MF小森飛絢(3年)が蹴ったFKに反応。駆け引きで相手のマークを外すと、「練習していた通り」という完璧なヘディングで、ゴールネットを揺らした。

 今季序盤はレギュラーとして活躍した高木だが、今秋に右足捻挫で離脱。復帰するもベンチを温め続けた。しかし「悔しさを出してくれた」と指揮官も評価したメンタルの強さが、勝負所で存分に発揮されたというわけだ。

 3年生からは「よくやった」「引退を伸ばしてくれてありがとう」と祝福されたとはにかんだ。小兵軍団の最長身MFは、この後の戦いも練習で磨いたヘディングでチームを勝利へと導く。

(取材・文 児玉幸洋)

●【特設】高校選手権2018

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