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初出場8強!瀬戸内が中川2発で逆転!!岡山学芸館とのプリンス中国対決制す

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瀬戸内が中川の2発で逆転勝ち

[1.3 選手権3回戦 瀬戸内2-1岡山学芸館 駒沢]

 第97回全国高校サッカー選手権大会の2回戦が3日に行われ、駒沢陸上競技場の第1試合では瀬戸内高(広島)が岡山学芸館高(岡山)に2-1で逆転勝ちし、8強に勝ち上がった。

 前日の2回戦はともに1-0で勝利。ともに前半にストライカーが決めた得点を守り抜くという試合で、3回戦に勝ち上がってきた。両チームは普段、プリンスリーグ中国でしのぎを削る仲。練習試合でも対戦経験がある勝手知ったる相手と全国16強の舞台で激突した。

 最初にスコアが動いたのは前半26分、岡山学芸館は相手のバックラインのパス回しが緩くなったところを見逃さなかったFW岡田知也(2年)がカット。そのままドリブルで持ち込んで右足を振り抜くと、GK井上大也(2年)の手を弾いたシュートがゴール左隅に収まった。

 しかし瀬戸内も前半終了間際に反撃。相手のクリアボールをMF佐々木達也(3年)がブロックしたボールがFW中川歩夢(2年)の足元にこぼれる。これを右足で右隅に蹴り込み、前半のうちに試合を振り出しに戻す。中川は2試合連続ゴール。

 そして後半16分、中川が再び魅せる。センターサークル付近でボールを持った中川がドリブルを開始。DFは付いていたがエリア内まで持ち込んだ中川が、今度は左足を振り抜く。コースを突いたグラウンダーのシュートはGKの指先を抜け、右隅に吸い込まれた。

 後半35分には岡山学芸館のDF香西泰成(3年)のミドルがクロスバーを叩くなど、瀬戸内には運も味方。初出場ながら8強への勝ち上がりを決めた。5日の準々決勝では丸岡高(福井)と日本航空高(山梨)の勝者と対戦する。

 中川は「自分のゴールで逆転して勝つことができて嬉しいです。チームが勝つためには点を取ることが必要なので、次の試合でも点を取りたい」と話した。

(取材・文 児玉幸洋)
●【特設】高校選手権2018

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