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長谷部誠が与えられた“前半戦ベストCB”の称号に元ドイツ代表DFも納得「“国際級”の評価は妥当」

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元ドイツ代表DFがMF長谷部誠を称賛

 フランクフルトに所属する元日本代表MF長谷部誠は、ドイツ誌『キッカー』が選ぶ今季ブンデスリーガ前半戦でのセンターバック部門のランキングのトップに。同誌のコラムで元ドイツ代表DFのユルゲン・コーラー氏は、その評価は「妥当」とうなずいた。

 34歳の長谷部は今季、昨夏にアディ・ヒュッターを新監督に迎えたフランクフルトで、9月20日のヨーロッパリーグ・マルセイユ戦以降は16試合に連続でフル出場。リベロとして群を抜く存在感を発揮し、昨秋は公式戦11試合負けなし(10勝1分)の躍進において欠かせない存在となった。

 そんな長谷部にブンデスリーガ全フィールドプレーヤー7位(DFでは単独トップ)の平均点をつけていた『キッカー』だが、同選手を前半戦のベスト11に選んだうえ、さらに“前半戦ベストCB”としての称号も与えた。「視野が広いベテランはビジョンとアンティシペーションを持って、ブンデスリーガでもヨーロッパリーグでも説得力を示すプレーを披露。ハセベは決してスピーディーではないが、ほぼいつも正しい位置を取る」とそのプレーを称賛し、“国際級”と評価した。

 そして、現役時代はバイエルンやユベントス、ドルトムントなどで過ごし、元ドイツ代表DFのコーラー氏も、長谷部のプレーを称賛。このように綴っている。

「私は今回のランキングには概して納得できる。ブンデスリーガ、ヨーロッパリーグで非常に優れたプレーを見せたマコト・ハセベが首位についたのは妥当だろう。彼のアクションは筋が通っている。この日本人選手は、信じられないほどのビジョン、優れたアンティシペーションで、自身が守備において、あるいはパスの受け手として必要とされるスペースを検知する。それにハセベのゲームを組み立てる能力はずば抜けている。彼はチームを勢いづけるプレーメーカーとしての役割を果たす。“国際級”の評価も妥当だろう」

 ドイツ代表では105キャップを記録したコーラー氏は1990年にはワールドカップ、96年にはEUROの優勝を経験した。ドルトムントでは97年チャンピオンズリーグ制覇に貢献。センターバックとして大きな成功をつかんだ同氏だが、30代になってからDFで活躍する長谷部の実力を認めているようだ。

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