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「本当にプロに行けるのか…」青森山田MF檀崎竜孔の厳しい自己評価

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青森山田高(青森)MF檀崎竜孔(3年=右)

[1.5 選手権準々決勝 青森山田高2-1矢板中央高 等々力]

 チームは勝利を収めて2大会ぶりの準決勝へと駒を進めた。しかし、青森山田高(青森)MF檀崎竜孔(3年)は自身のプレーを振り返ると、厳しい表情を見せた。

 前半14分に先制を許す厳しい展開となったが、同40分と後半26分にDF二階堂正哉(3年)がネットを揺らして逆転に成功すると、GK飯田雅浩(3年)の好守などで矢板中央の反撃をしのいで2-1の逆転勝利を収めた。背番号10は左サイドハーフの位置でフル出場を果たしたものの、「今日のようなプレーではダメというか…」と振り返る。

 対面するDF後藤裕二(3年)に激しく寄せられて自由を奪われてしまい、「もっと早く縦に仕掛ければ良かった。時間を掛けすぎると相手もガっと寄せてくるので、もう少し早く判断してプレーすれば良かった」と唇を噛むと、後悔の念を口にした。

「本当にこれでプロに行けるのか、というくらい本当に厳しい評価だと自分自身は思っている。もっとやれたと後悔しているので、もっとやれたということが無いように残り2試合やっていきたい」

 この試合で味わった悔しさを晴らす舞台は残されている。「切り替えて、次は埼スタという大舞台で堂々といつもどおりのプレーをしたい」と最高の舞台で自身の存在価値を改めて証明してみせる。

(取材・文 折戸岳彦)
●【特設】高校選手権2018

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