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瀬戸内FW川岸、個人でなくスペース狙うクロスで先制アシスト

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先制アシストを決めたFW川岸怜央(3年)(写真協力『高校サッカー年鑑』)

[1.5 選手権準々決勝 瀬戸内高1-0日本航空高 フクアリ]

 前半37分、左サイドでボールを受けたFW川岸怜央(3年)がクロスを上げると、前に出たGKの手前でMF吉田寛太(3年)が打点の高いヘディングシュートを叩きつける。瀬戸内高(広島)はこのゴールで奪ったリードを最後まで守り抜いた。

 個人を狙うのではなく、スペースにボールを上げる。「あそこにボールを上げたら、詰めるというのはチームで決まっていた。寛太がいいところに入ってくれた」。まさに練習通りのゴールだった。

 初出場で届いた埼玉スタジアム。「ここまで行くとは思っていなかった」と素直に話す川岸だが、「チームみんな仲がいい。団結力がある」ことが快進撃の要因に繋がっていると説く。

 これまで勝ち上がりはすべて1点差。接戦をものにしてきたことで、より自信を深めている。準決勝は流通経済大柏との一戦になるが、「負けても勝ってもパスサッカーをやり続けようと言っている。堂々とやれている」と話す“自分たちのサッカー”であと2つと迫った頂まで駆け上がる。

(取材・文 児玉幸洋)
●【特設】高校選手権2018

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