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GK転向からわずか2年でプロに…千葉GK相澤ピーターコアミ「FWだったらどうなっていたか」

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ジェフユナイテッド千葉GK相澤ピーターコアミ

 GKに本格転向してわずか2年。しかし、GK相澤ピーターコアミはジェフユナイテッド千葉に加入して、プロサッカー選手としての歩みを進めていく。

 ガーナ人の父を持つ相澤は小学1年からサッカーを始め、小学6年、中学2年のときにGK練習に参加していた時期はあったが、あくまで本職はFW。日本文理高校に入学後も「FWで、サイズがあって面白い選手だと思ったし、試合でも起用して点も取っていた」(日本文理・駒沢隆一監督)。しかし、190センチ(当時。現在は193センチ)の長身を誇る相澤の新たな可能性を、駒沢監督を含むスタッフは感じ取り、「将来プロに進むことを考えると、GKは選手寿命も長い。彼はサイズが魅力的で可能性もあるので、『GKとしてどうだろうか?』とスタッフが声をかけた」とGK転向を勧めた。

「小学校、中学校のときから『GKがいいんじゃない』と言われていた」という相澤自身も、「転向を勧められても驚きはせずに『(時期が)来たな』と思った。すぐには切り替えられなかったけど、自分がGKとして活躍する姿を想像して、やってやろうと思った」と、高校1年生の冬にGKとしての道を歩む決断を下した。

 転向1年後の2年次には、選手権の舞台に立った。日本文理は選手権初出場ながらもベスト8進出の躍進を見せ、相澤も守護神としてゴールマウスを守った。昨年8月にはSBSカップに出場するU-18日本代表にも名を連ねるなど、確かな成長を遂げていたが、日本文理は高校選手権・県予選準決勝で帝京長岡に2-3で敗れ、全国出場は叶わず。この試合を「右ひざを負傷していた」影響で欠場した相澤は、「そのときは負けた実感がわかなかったけど、帝京長岡が選手権で活躍したことでジワジワと悔しさが出てきている」と悔しさを滲ませた。

「去年は先輩方に引っ張ってもらった立場だったので、今年は自分がチームを引っ張ってやってやるという気持ちだった。でも、インターハイも選手権も出場できなくて、自分の力不足を感じた1年となった」

 その悔しさを晴らす舞台はプロの世界となる。「チャンスを下さったスカウトの方に感謝している。今、選手権で輝いている選手よりも、数年後は輝かなければならない。文理の代表として、今まで自分が所属してきたチームの代表として絶対に活躍したい」と力を込めた。

 本格転向からわずか2年のGKは、「FWだったらどうなっていたか分からないし、正直難しかったと思う」と苦笑しつつ、転向を勧めた駒沢監督を含む日本文理のスタッフに「本当に感謝している」と伝える。「経験が少ない分、伸びしろはあると思う。自分としてもどこまで行けるのか楽しみ」とプロの世界でさらなる進化を遂げていく。

(取材・文 折戸岳彦)

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