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20歳冨安と初コンビも…柴崎岳「やりづらさは感じない」

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初めて冨安とダブルボランチを組んだ日本代表MF柴崎岳(ヘタフェ)

[1.9 アジア杯F組第1節 日本3-2トルクメニスタン アブダビ]

 トルクメニスタンとのアジアカップ初戦、日本代表のダブルボランチは初めての組み合わせだった。MF柴崎岳(ヘタフェ)は相方のDF冨安健洋(シントトロイデン)を「よくやってくれた」と称えた一方、苦戦を強いられたチームに目を向け、「フレンドリーマッチとは違う固さがあった」と認めた。

「前半は縦パスが配給できてもスペースが少なかったし、クオリティーが上がらなかった。簡単なミスもあった」(柴崎)。2度目のアジア杯に臨む背番号7が振り返ったように、低調な立ち上がりだった日本代表。中央偏重の攻撃がことごとく相手に阻まれ、カウンターで先制点を献上すると、ビハインドで前半を終えた。

 その原因の一つは「僕と冨安のところのバランスが悪かった」ためだと分析している。守備でのフィルターがなかなか機能せず、「CBがプッシュアップするのか、自分たちが下がるのか曖昧だった」と責任を認識。「相手のストロングポイントであるスピードあるカウンターで突かれた」と振り返った。

 ただ、冨安については「彼も代表でボランチをするのは初めて。また、フレンドリーマッチではないので、難しい中でよくやってくれた。役割はハッキリしていたと思うし、やりづらさは感じない」と高評価。ベンチにはMF遠藤航、MF青山敏弘も控えるが、冨安との関係も「もっと良くなる」と前向きに語った。

 前半では苦戦したものの、逆転での勝ち点3獲得は最低限の結果。「綺麗に崩すより、もう少し前半にアバウトなボールを入れても良い。セカンドボールを拾って二次攻撃をしようと話し合いながらやった」という後半で修正できたのは収穫だ。「ボランチ、CB、SBでリスクマネジメントを徹底する」という課題を携え、次の試合に挑んでいく。

(取材・文 竹内達也)

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