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決勝アシストも満足せず、南野「自分がシュートを打つ場面が少なかった」

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ゴール前に走り込むMF南野拓実

[1.9 アジア杯F組第1節 日本3-2トルクメニスタン アブダビ]

 アシストでは満足できなかった。2-1で迎えた後半26分、日本代表はFW大迫勇也のパスをMF南野拓実(ザルツブルク)がワンタッチでPA内に走り込むMF堂安律へ。堂安は巧みなターンから左足でシュートを放ち、これがゴール右隅へ吸い込まれた。

 鮮やかなコンビネーションからの追加点。結果的に決勝点をアシストする形となった南野だが、「自分がシュートを打つ場面が少なかった。そこは課題だし、満足していない」と表情は厳しい。

「1失点したときに感じた」というアジアの、そして初戦の難しさ。「細かいミス、イージーミスが多くて、取られ方が悪い中でカウンターも何回も受けた」という前半は課題ばかりが残ったが、後半はチームとして軌道修正を図り、3得点を奪って逆転した。

「後半は両サイドハーフがワイドに張ってやりやすくなったし、我慢強くできたのは良かった」。1点ビハインドで折り返した後半11分、15分に大迫の連続ゴールで逆転。「焦らず立て直すことができたのは良かった」と振り返るとおり、苦しみながらも試合の中で修正して勝ち切ったことには価値がある。「難しい試合展開だったけど、勝てたことが重要だし、それは本当に良かった」と、初戦で手にした勝ち点3という結果には満足していた。

(取材・文 西山紘平)

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