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[U-20W杯]日本vsチェコ総括

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[7.12 U-20W杯決勝トーナメント1回戦 日本 2-2(PK3-4) チェコ カナダ・ビクトリア]

 日本の8強進出への夢はかなわなかった。チェコ(E組2位)と対戦した日本(F組1位)は前半22分、MF柏木陽介(広島)の左CKをDF槙野智章(広島)が決め先制。さらに後半開始早々にはMF田中亜土夢(新潟)が倒されて得たPKをFW森島康仁(C大阪)が左隅に決め加点した。
 ただ、2点をリードしたことでやや攻撃の手を緩めた日本は、チェコに猛反撃を許す。チェコは前半は速攻中心の攻撃だったが、あとがなくなったことでペナルティ・エリア周辺に人数をかけて分厚い攻撃を繰り出してきた。日本はセカンドボールを取れずに後手に回る場面の連続。前半は素早いチェックと人数を懸けた守りでペナルティ・エリアへの進入を防いでいたが、対応できなくなっていった。相手のプレッシャーに慌ててボールをつなげなくなった。そして29分にPKで失点。悪い流れは止まらず、33分にもPKで失点した。
 後半40分にチェコMFヤクブ・マレシュが2枚目の警告で退場。数的優位を得た日本は延長戦、ボールを細かくつないでペースを握っていた前半同様にボールを支配する。そして延長前半6分にはDF内田篤人の右クロスに森島が飛び込み、延長後半13分には柏木の左CKに槙野が合わせる。ボールを持てば確実にチャンスへとつなげていただけに、延長戦で試合を決めたかった。だが、ゴールを奪えずに試合はPK戦へ。日本はDF安田理大と森島が外し3-4。確実に手にかけていた準々決勝進出の権利はチェコの手中に落ちた。
<写真>7月11日、サッカーのU─20W杯決勝トーナメント1回戦で日本はチェコに敗退。写真は試合後の香川(中)、柏木(左)、青木(右)(2007年 ロイター/Lucy Nicholson)

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