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楢崎の背中を見てきたGK川島永嗣…大先輩の引退に思いを馳せる

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GK川島永嗣が大先輩への思いを明かす

 ストラスブール(フランス)に所属するGK川島永嗣が10日に自身のブログを更新し、8日に現役引退を発表した名古屋グランパスGK楢崎正剛への思いを明かした。

 川島は自身のブログ(http://globalathlete.jp/eiji-kawashima/)を更新し、「GK練習の一部で彼の身体を抑えた時、その強く、分厚い背中に驚かされた」と名古屋時代の思い出を語る。

「GKとして受けた衝撃は今でも忘れられない。初めて一緒に練習させてもらった日、自分の自信はことごとく打ちのめされた。すべてが正確で、一寸のズレも見せない。練習でのズレの無さは、試合でも同じだ。このシーンなら必ず止められる」

「日本を背負って立つというのは並大抵の事ではない。その背中から、話さなくたって多くを感じさせてもらい、そして多くを学ばさせてもらった」

 日本代表の大先輩でもある楢崎の背中を見て学んだという川島は、「いつも考える。楢さんだったらこう行動していたかな。楢さんならどうしていたかな」と自身の行動を照らし合わせ、参考にしていたようだ。

 24年間のプロ生活を終えた先輩の引退には寂しさを吐露。「まだまだその大きな背中を追いかけていたい。それが今の正直な気持ちだ。でも、楢さんの背中をピッチの上で見れなくなったとしても、僕はこれからもその大きく、そして力強いその背中を追いかけ続ける」と語る。

 その存在はこれからも日本サッカーファンの心から消えることはない。川島は「それがまた日本サッカー、日本人GKの大きな基礎になっていく」と述べ、「楢さん、これからもその背中を追いかけさせて下さい」とメッセージを送った。

 さらには同じく2018シーズンで現役引退を発表した諸先輩も例に挙げ、「楢さんも含めて、能活さん、佑二さん、満男さん、日本サッカー界に大きな功績を残してきた偉大な選手達が引退していく。本物の中の本物。子供達にはこういった選手を目指していってほしいと切に願っている」と日本サッカーの将来に思いを馳せた。

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