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再び主役の座へ…南野「前を向くシーンを増やす」

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試合会場で調整するMF南野拓実

 3試合連続ゴールから一転、3試合連続ノーゴールとなっている日本代表MF南野拓実(ザルツブルク)が13日のオマーン戦で再び輝くことを誓った。

「個人的には(トルクメニスタン戦よりも)前を向くところやゴールに向かっていくシーンを増やしていかなければいけないと思う。シュートをゴールやこぼれ球につなげられるようにしていきたい」と意欲をみなぎらせた。

 森保ジャパンのスタート時に主役を張った。初陣となった昨年9月11日のコスタリカ戦(○3-0)でA代表初ゴールを決めると、10月12日のパナマ戦(○3-0)でも得点し、同16日のウルグアイ戦(○4-3)では2得点。ただ、そうなれば当然、相手のマークは厳しくなり、11月16日のベネズエラ戦(△1-1)と同20日のキルギス戦(○4-0)ではゴールを奪えなかった。

 アジアカップ初戦となった9日のトルクメニスタン戦(○3-2)では2-1で迎えた後半26分にFW大迫勇也のパスをワンタッチでつなぎ、MF堂安律の決勝点をアシストしたが、それで満足する男ではない。オマーン戦に向けては、中央でコンビネーションプレーを繰り返してはつぶされたトルクメニスタン戦を教訓とする構えがすでにできている。

「僕のスペースは常に相手が警戒しているところだと思うので、チームとしてどう戦うかは一つポイントになる。相手の戦い方によって自分たちのポジショニングをどんどん変えていきながら戦うことができれば良いのではないかと思う」とプランの一端を明かした。

 そんな中で、これまでとは違う状況になりそうなのが前線の相棒だ。森保一監督は右臀部の違和感を再発させた大迫のオマーン戦欠場を明言。第2戦はFW武藤嘉紀あるいはFW北川航也と縦関係になる可能性が高い。武藤とは同時にピッチに立ったことはないが、ハリルジャパン時代に15年10月の中東遠征、同11月の東南アジア遠征で一緒にトレーニングを行っており、おおよその特徴は把握している。

「練習でも常にクオリティーの高いところを見せている選手の一人。実績も含めて頼りになる選手だと思う」と、武藤に対する信頼を口にする南野は「試合に出たときにしっかり良いプレーができるように準備していきたい」と力説。強気の姿勢でオマーンを打ち砕く。

(取材・文 矢内由美子)

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