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日本高校選抜の予備選考会実施。朝岡監督「攻守において攻撃的なチームに」

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 日本高校選抜の予備選考会が13日、都内で開催された。第97回全国高校サッカー選手権3回戦までに敗退したチームと、都道府県予選で敗退したチームから選出された選手たちが、大学生と練習試合を実施。予備選考会を突破した選手に、選手権で準々決勝以上に進出したチームの選手などを加えて実施される選考合宿、強化合宿を経て、最終的に18人が海外遠征に参加する。

 今回の予備選考会メンバーは未公表。今年の日本高校選抜の指揮を執る朝岡隆蔵監督(市立船橋高)から「選考を勝ち抜く厳しさ、難しさ」を説明された選手たちは、将来に繋がる大きなチャンスを掴むために全力でアピールした。

 この日の予備選考会メンバーは、Jクラブ入りを決めている選手や年代別日本代表選出歴も含めて実力者たちの姿があった。ただし、選考に実績は関係ない。指導陣は各選手が大学生相手に何ができるのか、いかにはっきりとした特長を出せるか、局面局面でどのような力を発揮できるかなどをチェック。所属チームとは異なるポジションで力を発揮する選手もいた。

 日本高校選抜は、選手権の優秀選手を中心に選抜された選手で構成されるチーム。4月に実施される欧州遠征、デュッセルドルフ国際ユース大会での連覇が大目標となる。朝岡監督は「攻守において攻撃的なチームにしたい」とコメント。そして、海外遠征を経て、各選手が成長し、「最終的に高い志を持ってプロ、代表に行って欲しい」と期待を寄せる。

 選手権のヒーローの中から、最終的に誰が高校選抜に入るのか、そして彼らが欧州、そしてその先のステージでどのような活躍をするのか、注目だ。

(取材・文 吉田太郎)

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