beacon

連日居残りでキックを確認する三浦「フィードでチャンスをつくりたい」

このエントリーをはてなブックマークに追加

キックの感触を確かめるDF三浦弦太

 居残りでロングキックの感触を確かめた。全体練習後、日本代表DF三浦弦太(G大阪)はDF室屋成、齊藤俊秀コーチと3人でロングボールを蹴り合っていた。この日だけでなく、今合宿の公開練習時には連日、練習後もピッチに残ってロングキックを蹴る姿を見る。

「相手はセットしてブロックをつくることが多い。センターバックがフリーで持てるならフィードでチャンスをつくりたいというのもある」。同時にモルテン社製のアジアカップ公式球に慣れる意味もある。「結構違う感じがある」というキックの感覚だけでなく、「ヘディングで競るときも(ハイボールが)ブレたり伸びたりする」と、一日も早くアジャストしようと時間を惜しんで毎日の練習に取り組んでいる。

 9日のトルクメニスタン戦(○3-2)はDF吉田麻也とDF槙野智章がセンターバックを組み、前日13日のオマーン戦(○1-0)は吉田とDF冨安健洋のコンビ。センターバックを本職とする選手では今大会、唯一まだ出番がない。ただ、森保一監督は17日のウズベキスタン戦に向けてメンバー変更を示唆。センターバックでは三浦が先発する可能性が高い。

「どの試合でも、試合に出ている選手だけでなく、出ていない選手も含めて全員でその試合を戦い抜くことが大事だと話している」。試合に出る出ないに関係なく、常に最善の準備をしてきた自負がある。「全員がいい準備をすることが大事。次、どういう形でいくかは分からないけど、暑さにも慣れてきてコンディション的には悪くない」。三浦はキッパリと言った。

(取材・文 西山紘平)

●アジアカップ2019特設ページ

TOP