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流通経済大柏は2年連続で準V…高校サッカー最後の試合を終えた左部開斗主将「人として成長させてもらった」

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決勝での敗戦に左部開斗主将は唇を噛んだ(写真協力=高校サッカー年鑑)

[1.14 選手権決勝 青森山田高 3-1 流通経済大柏高 埼玉]

 2年連続で選手権準優勝に終わった流通経済大柏高(千葉)。他の選手の例に漏れず、明るいキャラクターの主将FW左部開斗(3年)も、ショックを引きずったまま取材応対をするミックスゾーンに現れた。「決勝まで来れたということは幸せに思うし、でも僕は流経に日本一を取るために入ったので、それを成し遂げられなかったので悔しいです」と力なく語った。

 昨年度のインターハイで優勝し、王者として臨んだ今夏のインターハイでは県予選で足元をすくわれた流通経済大柏。加えて、主将で大黒柱のDF関川郁万(3年)が怪我で離脱し、主将の交代を余儀なくされることになった。「走れるやつ、元気があって声を出せるやつ」(左部)という条件にハマった左部が新主将に。選手権県予選ではライバル・市立船橋を撃破し、同校初となる2年連続での出場権を獲得。苦難のときを乗り越えて、大会を迎えていた。

 昨年度の選手権はメンバー外だった左部は、「試合に出られずにここまで悔しい思いをしたことはなかった」と決勝での敗戦を噛み締め、雪辱を期した。そして、主将として臨む選手権。2回戦から準決勝までの4試合では、ノーゴールに終わる。それでも得点以外の役割も求められているだけに、指揮官からの信頼は厚く、すべての試合で先発している。「僕自身は結果が出ていないので焦りと不安がありますけど、それを乗り越えて」と前日には決勝に向けてモチベーションを高めていた。

 青森山田高(青森)との決勝でも1トップで先発しながら、関川を前線に上げた時間ではボランチまで下がるなど90分間奮闘したが、優勝には及ばなかった。「本当に何でも話せる仲間と、3年間必死に練習してきて、最後、この埼玉スタジアムでやれたことは今後の人生に大きく影響すると思う」。部活動を通して得られたことは多い。「人として本当に成長させてもらった」高校サッカーでの3年間を終え、左部は次のステージへと向かう。

(取材・文 奥山典幸)

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