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2位通過なら相手は豪州…長友「全チーム倒さないと」

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ウズベキスタン戦へ調整するDF長友佑都

 アジアカップは15日、グループBの最終節を行い、オーストラリア代表がシリア代表に3-2で競り勝ち、2位通過を決めた(ヨルダンの首位通過は決定済み)。この結果、日本代表は2位通過の場合、21日の決勝トーナメント1回戦でオーストラリアと対戦することが決まった。

 日本が優勝した前々回大会の決勝で延長戦にもつれ込む死闘を演じたオーストラリアは自国開催だった前回大会で優勝し、アジアカップ初制覇を果たした。そんな前回王者と早くも激突する可能性が出てきた。

 日本は17日のウズベキスタン戦に勝てば首位通過となるが、引き分け以下なら2位通過でオーストラリアとの対決が待っている。首位通過の場合、サウジアラビアかカタールと対戦する決勝トーナメント1回戦のキックオフが現地時間午後3時と暑さの残る時間で、準々決勝以降の移動も多い。2位通過の場合、移動は少ないが、準決勝から決勝までが一日短い中2日となる“ハンデ”もある。

 1位通過にも2位通過にも一長一短はあるが、選手たちはウズベキスタンに勝って首位通過を決めること以外、考えていない。練習終了時点ではまだオーストラリアの結果は分かっていなかったが、DF長友佑都(ガラタサライ)はウズベキスタン戦に向けて「勝ちに行きますよ。だれが出ても、その準備はできている」と言い切った。森保一監督はスタメンの変更を示唆しているが、チームは総力戦で3連勝を目指す構えだ。

「優勝するうえでは、(トーナメント表で)どっちの山に行ったほうがいいとか関係ない。全チーム倒さないといけない」。いつ、どこで、だれと対戦しようと、7連勝すれば自動的に優勝できる。2大会ぶりのアジア王者奪還へ、長友はあらためて強い決意を口にした。

(取材・文 西山紘平)

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