beacon

大迫がサウジ戦前日に練習合流!!森保監督はリバウンドを見て起用判断へ

このエントリーをはてなブックマークに追加

公式会見に出席する森保一監督

 日本代表は20日、UAEのシャルジャスタジアムで公式練習を行い、21日の決勝トーナメント1回戦・サウジアラビア戦に向けて最終調整した。グループリーグ初戦のトルクメニスタン戦(○3-2)後、右臀部痛を再発させ、別調整が続いていたFW大迫勇也(ブレーメン)は練習に合流。右膝痛のMF青山敏弘(広島)はホテルに残り、腰痛のGK東口順昭(G大阪)はグラウンドに現れたが、別調整となった。

 練習前に行われた公式会見で大迫の状態について聞かれた森保一監督は「状態は上がってきている」と指摘。「今日の練習を見て、練習のあとにどういう状態なのかをメディカルと話して考えていきたい」と、リバウンドなどの状況を見てサウジアラビア戦での起用を判断する考えを示した。先発か、時間限定になるかはその状態次第だが、大迫がプレー可能な状態にまで回復してきたことは朗報だ。

 2連勝でグループリーグ突破を決めて迎えた17日のウズベキスタン戦(○2-1)では先発10人を入れ替え、3連勝で首位通過を決めた。とはいえ、3試合はすべて1点差勝利で、うち2試合が逆転勝ち。「これまでの3試合も非常に難しい試合、厳しい試合だった。次の試合がさらに厳しく、難しい試合になることは覚悟して臨まないといけない。それだけの力を持った選手がサウジアラビアにはいるのでしっかり準備したい」。森保監督はそう言って表情を引き締めた。

 日本がグループリーグ3連勝だったのに対し、同じく2連勝でグループリーグ突破を決めていたサウジアラビアは第3戦でカタールに0-2で敗れ、2位通過となった。「3戦目でカタールに負けたことで、次の試合は反省を生かしながらモチベーションを上げてくると思う。次の試合は絶対に勝つという気持ちが強くなる」と警戒する指揮官は「我々はそれを受けずに、この試合の主導権をつかみ取るというしっかりした気持ちで準備しないといけない」と強調した。

(取材・文 西山紘平)

●アジアカップ2019特設ページ

TOP