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「生きるか死ぬかの試合」サウジ指揮官は日本戦に闘志

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日本戦に向けた前日会見に出席するサウジアラビアのファン・アントニオ・ピッツィ監督

 21日の決勝トーナメント1回戦で日本代表と対戦するサウジアラビア代表のファン・アントニオ・ピッツィ監督が20日、UAEのシャルジャスタジアムで公式会見に出席した。

「生きるか死ぬかの試合になる。負けたほうが大会から敗退する。我々はいい試合ができることを望んでいる」。負ければ終わりの一発勝負。指揮官は「明日の試合に勝つ確率は50%。すべての試合ですべての可能性がある。それはどのチームにも言える」と持論を展開した。

 過去の対戦成績では日本に対し、4勝1分8敗と負け越しているが、直近では17年9月5日にサウジアラビアのジッダで行われたW杯アジア最終予選で対戦し、1-0で勝っている。ピッツィ監督は17年11月からサウジアラビアの指揮を執っており、日本とは初対戦だが、「日本はアジアでベストチームの一つ。ここ25年ぐらいの成長は目を見張るものがある。アジアで安定してコレクティブなサッカーを見せ続けている」と評価した。

 グループリーグでは2連勝で決勝トーナメント進出を決めたあと、最終戦でカタールに0-2で敗れた。それでも「改善できている。グループリーグを見直すいい機会になった」と前向きで、「明日も我々のスタイルで戦いたい」と、ボールポゼッションを重視する攻撃的なサッカーを貫く考えだ。

「ラウンド16に来れてうれしいが、我々には大きな野望がある。この先に進みたいし、明日は優勝候補のチームと対戦するが、長い間準備してきて自信もある。簡単な試合ではないが、勝ちを目指して戦う」。アジアカップで過去3度の優勝を誇る中東の雄が森保ジャパンの前に立ちはだかる。

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