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あとはフィニッシュだけ…決定機連発中の南野「得点で貢献したい」

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大会初ゴールを狙うMF南野拓実(ザルツブルク)

 一回の決定機が勝敗を分ける決勝トーナメント。ここまで多くのチャンスを迎えながら、無得点に終わっている日本代表MF南野拓実(ザルツブルク)にかかる期待は大きい。1回戦のサウジアラビア戦を翌日に控えた20日、大会初ゴールに向けて「得点という形でチームに貢献したい」と意気込んだ。

 グループリーグでは初戦、2戦目に先発出場した南野。トップ下の位置で多くのチャンスに絡んだが、相手GKのビッグセーブに阻まれるなど、いまだゴールは生まれていない。「チームが勝ったことには満足しているが、得点では貢献できていない」と素直に立ち位置を見つめている。

 決勝トーナメントでは相手のレベルも上がるため、そう多くのチャンスが訪れるとは限らない。それは自身も自覚するところだ。「1点の重みはグループリーグより大きいし、個人としてはチャンスになった時に決めきるところ、守備ではしっかり身体を張るところが重要になる」と先を見据える。

 サウジアラビアについては「前線は速くて、技術もあってつないでくる。最終ラインは前に強く、オフサイドトラップも狙ってくる」と分析。そのような相手になれば、相手のボールをカットした瞬間のポジショニング、また2列目からの飛び出しといった持ち味は発揮しやすい状況となる。

 FW大迫勇也の出場は不透明で、FW武藤嘉紀の起用もあり得る中、「誰が入ってもやることは変わらない」と力強い。「先制点が大事になる。前の選手ができるだけ早く取れれば楽な試合になる。戦い方が変わるわけじゃないし、アグレッシブに戦いたい」。あとはフィニッシュだけ。ここまで溜め込んできたものをぶつける構えだ。

(取材・文 竹内達也)

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