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主力不在のナポリがラツィオとの上位対決制す! 指揮官も「スタメン決められない」とご満悦

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上位対決を制したナポリ

 セリエAは20日に第20節を行った。2位のナポリは5位のラツィオと対戦し、2-1で勝利。MFマレク・ハムシクら主力を欠く中、上位対決を制した。

 ナポリはハムシクが負傷で欠場。また、FWロレンツォ・インシーニェやMFアラン、DFカリドゥ・クリバリといった攻守の軸が出場停止でメンバー外となっていた。クリバリの代役にDFニコラ・マクシモビッチを、中盤はMFアマドゥ・ディアワラを起用し、左サイドにはMFファビアン・ルイス、右サイドにはFWホセ・カジェホンを配置。最前線にはFWドリース・メルテンスとFWアルカディウシュ・ミリクの2トップを置いた。

 序盤からミリクを起点にチャンスをつくっていくナポリは、前半34分に先制に成功する。メルテンスが横にスルーパスを送り、カジェホンがスピードに乗ったままPA内に進入。勢いよく右足を振り抜き、豪快にゴールネットを揺らした。

 さらにナポリは前半37分に追加点。PA手前でFKを獲得すると、ミリクが左足シュートを放ち、鋭い弾道はゴール右隅へ。鮮やかな追撃弾で2-0とリードを広げた。

 後半に入ってもナポリの勢いは落ちず。昨夏加入したファビアンの左足シュートはクロスバーに直撃するも、気鋭の21歳ディアワラが相手のクリアを素早く奪って再び攻撃。ミリクがフィニッシュを放ち、相手GKに阻まれるものの、攻勢を強めていった。

 ラツィオは後半20分にFWチーロ・インモービレの個人技によって1点を返すが、その5分後にはDFフランチェスコ・アチェルビが2回目の警告を受けて退場処分に。数的優位に立ったナポリが2-1で逃げ切り、勝ち点3を手に入れた。

 ナポリのカルロ・アンチェロッティ監督は試合後のインタビューで選手たちを褒め称えた。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。

「数人のプレーヤーを欠いた状態で臨んだが、私たちは深みと質を多く持っていた」と手応えを語る指揮官。「セリエA、コッパ・イタリア、ヨーロッパリーグの3つの大会をハイレベルに戦えるチーム」と称賛し、ミリクやファビアンを名指しで評価した。

「ミリクは私たちのためによくやってくれた。ファビアンもだ。彼は偉大な現代的ミッドフィールダーだ。彼がチームにいて、私たちは幸せだよ。みんながとてもうまくやってくれているから、スタメン11人を決定づけるものはない。プレーに値する選手たちはこれからも起用するだろう」

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