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大迫が練習で強烈シュートも、準々決勝ベトナム戦で4戦ぶり復帰へ

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ミニゲームで競り合うFW大迫勇也

 21日の決勝トーナメント1回戦・サウジアラビア戦(○1-0)から一夜明けた22日、日本代表はUAEのシャルジャで練習を行った。サウジアラビア戦に先発した11人は宿舎での調整となり、負傷のためチームを離脱したMF青山敏弘(広島)を除く11人がグラウンドで調整した。

 練習は報道陣に公開され、5対5のボール回しやシュート練習、ミニゲームなどで汗を流した。グループリーグ初戦のトルクメニスタン戦(○3-2)後、右臀部痛を再発させ、ここ3試合を欠場しているFW大迫勇也(ブレーメン)もフルメニューを消化。シュート練習では強烈な左足シュートを決めるシーンもあり、ミニゲームでは激しく競り合うなど順調な回復をアピールした。

 大迫はサウジアラビア戦前日から全体練習に合流。森保一監督は試合前の会見で「状態は上がってきている。練習のあとにどういう状態なのかをメディカルと話して考えていきたい」と、リバウンドなどの状況を見てサウジアラビア戦での起用を判断する考えを示していたが、前半20分に先制する展開となったこともあり、大迫を投入することはなかった。

 サウジアラビア戦に1トップで先発したFW武藤嘉紀(ニューカッスル)は累積警告により準々決勝のベトナム戦が出場停止となったが、前線で足がつるまで走り抜くなどハードワーク。大迫に無理をさせることなく、チームが勝ち上がったことは大きい。武藤不在となるベトナム戦では大迫が4試合ぶりに復帰する可能性が高まり、あらためてエースへの期待が大きくなっている。

 この日の練習では腰痛で別調整が続いていたGK東口順昭(G大阪)も完全合流。青山の離脱というアクシデントはあったが、それ以外の負傷者が戻ってきたのはプラス材料だ。チームは同日午後、準々決勝の舞台となるドバイへ移動。中2日のベトナム戦へ調整を続けていく。

(取材・文 西山紘平)

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