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2戦連続フル出場の昌子源は不運な3失点に絡むも…トゥールーズは死闘の末、仏国内杯ベスト16へ

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DF昌子源が2試合連続でフル出場

[1.22 フランス国内杯 トゥールーズ4-4(PK4-3)スタッド・ランス]

 クープ・ドゥ・フランス(国内杯)は22日にラウンド32を行い、DF昌子源が所属するトゥールーズスタッド・ランスと対戦し、4ー4で迎えたPK戦の末、4ー3で勝利した。昌子は19日に続き、2試合連続でフル出場した。

 4日にトゥールーズに加入した昌子は19日のリーグアン第21節・ニーム戦(〇1-0)でデビュー。3バックの左CBとしてフル出場で完封勝利に貢献した。中2日で迎えた国内杯でも昌子は先発起用され、3バックのセンターで試合に挑んだ。

 トゥールーズは前半20分にピンチが訪れる。ランスのMFセイ・オジョにPA内に進入を許すと、GKマウロ・ゴイコエチェアが飛び出した横を突かれてシュートを打たれる。しかし、無人のゴールに向かうところを昌子がすかさずカバーしてクリア。同23分には再びオジョに左サイドを突破されると、昌子はスライディングタックルでボールを奪った。

 前半39分にもトゥールーズはピンチを迎える。FWボーレイ・ダイアにPA内に進入され、フェイントでかわされる昌子。そのまま左足シュートを打たれるが、昌子は体勢を崩しながらも足を出してブロックし、またしてもピンチを切り抜けた。

 トゥールーズは途中から4バックに変更し、昌子はそのままセンターバック2枚の一角に。前半44分にはPA右外のFKから、FWアーロン・レヤ・イセカが頭で合わせて先制。1-0で前半を折り返した。

 後半開始2分にトゥールーズは失点。ランスは後方から左サイドのダイアに向けてロングフィードを送る。昌子が対応するが、ボールへのキックは空振りとなり、その隙にダイアに突破されてしまう。PA左からシュートを打たれ、トゥールーズは同点にされた。

 1-1から試合は拮抗状態に。すると、後半23分にトゥールーズが勝ち越しに成功する。左サイドのMFヤニック・カフザクの横パスを受けたMFマヌ・ガルシアが右足シュートを放ち、ゴール左隅に決めた。昌子も笑顔で駆け付け、チームメートと歓喜の輪を作った。

 しかしトゥールーズは後半32分に再び失点する。ランスは後方からのロングフィードを受けたオジョがPA左から中央に折り返す。走り込んだMFマルバン・マルタンがシュートを打ち、昌子のブロックに当たりながらもゴールに吸い込まれた。

 2-2から打ち合いは続く。トゥールーズは後半37分、右サイドのDFスティーブン・モレイラのクロスは相手の頭に当たるも、ファーサイドに流れたボールをMFヤニック・カフザクが頭で折り返す。ゴール前のボールをイセカが押し込んで、再び勝ち越した。

 しかし、ランスは後半42分、右CKから始まった波状攻撃で、MFシャビエル・シャバレリンがPA左から豪快な左足ボレー。鋭い弾道はゴール前の昌子に当たってしまい、そのままゴールネットを揺らした。試合は3-3のまま、延長戦へと突入していく。

 ランスは延長後半3分に逆転に成功。PA左からの折り返しはGKゴイコエチェアがはじくも、ファーサイドに流れたところをMFマテュー・カファロが右足で叩き込む。4-3でこの試合初めてのリードを奪った。

 だが、トゥールーズは延長後半15分に追いつく。MFマシュー・ドセビィがPKを獲得すると、FWマックス・グラデルが冷静にPKを沈め、再び4-4の同点に追いついた。

 直後にホイッスルが鳴り響き、試合はPK戦へ。4-3で迎えた後攻ランスの5人目のキックはクロスバーを直撃。トゥールーズが120分間の死闘を制した。

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