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「ハラスメントに当たる行為」フランス選手会がラビオを“干す”パリSGに警告

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“干されている”アドリアン・ラビオ

 パリSGのMFアドリアン・ラビオへの待遇は“ハラスメント”に当たるようだ。ナショナル・プロフェッショナル・フットボーラー・ユニオン(UNFP)が苦言を呈した。

 今シーズンいっぱいで契約が満了を迎えるラビオに対して、パリSGは契約延長オファーを提示するも退団を望む同選手はこれを拒否。23歳のフランス代表MFがバルセロナ移籍に近づくと一部で報じられるなど契約延長交渉はこのまま決裂し、パリSGはこの報復としてラビオをファーストチームから外すことを決めている。

 一向に収束しないラビオの去就に関する問題を受け、UNFPはパリSGの対応を問題視。同組織のディレクターを務めるステファン・バーチカルター氏は、『Goal』に対して口を開いた。「今シーズン終了後に満了を迎える契約の更新を拒否したラビオの場合、仮に一時的なシチュエーションだとしても、これが必要な措置だとは考えられない。彼はファーストチームに復帰すべきだ」

 また、同氏は23日までにラビオをファーストチームに戻さなければ、何かしらの処分をパリSGに科す可能性があると主張した。「次の48時間以内に彼を復帰させなければならない。できなければ、彼らは制裁を受けることになる。なぜなら法律の観点から、パリSGにアドリアン・ラビオをリザーブチームに送る権利はない。(ハテム)ベン・アルファの時と同様だ」

「選手がトレーニングをするのに問題のないコンディションで、クラブが規則を破り続けるのなら、ハラスメントによる差別的な対応と見なす。この待遇は間違ったことであり、今すぐに改善されるべきだ」

 昨年の12月上旬よりファーストチームでの出場機会を得られないラビオだが、UNFPの訴えにより状況は改善するのだろうか。

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