第97回全国高校サッカー選手権の優秀選手を中心に構成された日本高校選抜選考合宿が24日、静岡県内でスタートした。最終的に18名が日本高校選抜として4月に欧州遠征を行い、第57回デュッセルドルフ国際ユースサッカー大会(ドイツ)に出場する。

　DF松尾勇佑(市立船橋高3年)は、U-18日本代表選出歴も持つ高速SB。抜群のスピードを活かした攻撃参加と、守備を得意とするDFは選手権予選敗退ながらも高校選抜候補入りを果たした。その松尾が選手権や高校選抜、19年の意気込みについて語った。

―まずは選手権を振り返って。
「(千葉県予選決勝で)流経(流経大柏)さんに負けて県予選敗退という悔しい思いをした大会でした。(千葉を突破するのは)難しいと感じましたね。相手のサッカーに付き合ってしまって、自分たちを出せずに負けてしまったので、それも悔しさの一つですね」

―高校選抜候補に選ばれた率直な感想と合宿初日の感想を。
「自分は全国にも出ていない立場でチャンスをもらっている。本当にたくさんの人の目に止まる大会だと思っているので、活躍してプロへの道を切り開いていきたいと思っています。(合宿初日は)レベルが高かったと思います」

―欧州遠征で外国人選手相手に試したい部分は?
「一回代表でやって、自分のスピードだけでは通用しない部分がありました。そこから緩急とか意識したので、もう一回チャレンジしたいなと思っています」

―高校3年間で学んだことは?
「メンタルの部分ですかね。そこがデカいと思っています」

―今回の合宿で意識する選手は?
「同じポジションが(バスケス・)バイロンなだけに、突破力では勝てないので守備で見せたいなと思っています」

―2019年の意気込みを。
「(関西大に進学予定)高校から大学になるので世界が変わると思うんですけれども、その中でもサッカーの面では大学でも1年生から出られるようにしたいと思っています」

(取材・文　吉田太郎)

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