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マタの獲得狙うアーセナル、マンU経由で“禁断の移籍”実現に迫る

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去就が注目されるMFフアン・マタ

 マンチェスター・ユナイテッドMFフアン・マタの獲得に向けてアーセナルが動き出している。英『ミラー』が伝えた。

 ユナイテッドとの契約は今シーズン終了後に切れるという状況のなか、ユベントス、パリSG、バルセロナが動向を見守っているが、アーセナルも以前からマタの獲得に関心を示している。チェルシーからユナイテッド経由でアーセナルへ、“禁断の移籍”実現に迫っている。

 ウナイ・エメリ監督はバレンシア時代にマタを指導しており、再会のチャンスをうかがっているようだ。さらに、アーセナルの財政状況を考えると、フリーで獲得できるマタの存在が浮かび上がってくる。

 ユナイテッドは28歳以上の選手とは新たな契約をしないというアプローチを推奨しはじめており、年長の選手を一掃しようとしているのだ。これは昨年1月に獲得した30歳FWアレクシス・サンチェスが期待外れだったことを受けてと見られている。サンチェスは年齢も相まって、もはや売りぬくこともできない状況だ。

 とはいえマタ、アシュリー・ヤング、アンデル・エレーラといった選手の放出はクラブを危機に陥らせるかもしれない。アントニオ・バレンシアも契約最終年だが、契約延長のオプションがついている。

 マタの獲得は英国史上もっとも成功した例のひとつと考えられており、数字だけを見ればライアン・ギグスやポール・スコールズ、スティーブン・ジェラードのような選手に匹敵する。またほかのスペイン人MFよりも決定力があり、ユナイテッドとチェルシーで合わせて342試合出場77ゴール。決定率22.5%はダビド・シルバ、セスク・ファブレガス、サンティ・カソルラ、ミケル・アルテタを凌ぐ数字となっている。

 ユナイテッドのファンは依然としてマタを高く評価している。クラブも契約延長についても少し話をしているようだが、30歳以上の選手と1年間の契約延長をすることには慎重になっている。

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