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リッピ、中国でのラストゲームも…不甲斐ない敗戦に不満爆発「あのようなミスは受け入れられない」

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マルチェロ・リッピ監督が不満を吐露

 中国代表のマルチェロ・リッピ監督は、準々決勝のイラン代表戦に敗れた後、退任を発表した。

 2016年に中国サッカー協会と2年契約を締結したリッピ監督だが、アジアカップ2019が始まる前から契約延長に応じる意思がないことを明かしていた。そのため、今大会が中国代表の指揮官としてチームを率いる最後の公式戦となる。

 グループステージを2勝1敗の2位で通過した中国は、決勝トーナメント1回戦のタイ戦に勝利して、準々決勝で優勝候補の一角であるイランと24日に対戦する。しかし、ディフェンスのミスから次々とゴールを許すなど0-3で敗れて大会からの敗退が決まった。試合後の会見で、リッピ監督は退任を発表するとともに、試合への不満を爆発させた。

「この試合で私の中国代表チームとの契約は終わった。中国との旅はおしまいだ。みんなに感謝を伝えたい。このような重要な国の代表チームの監督を務められたことは名誉であり、私はこのチームが良くなるためにベストを尽くした。できる限り良い形でこの経験に幕を引くことを強く望んでいたが、このような形のミスがあってはならない」

「我々は良いアジアカップを過ごし、いくつかの良い試合があった。しかし、あのようなミスを私は受け入れることができない。選手たちの努力に対しては称賛するが、今夜のプレーに対してではない。少しばかり怒りを憶える。これは集中力の欠如が原因だ。彼らが我々よりも優れ、難しい試合になるとわかっていたが、イランのようなチーム相手にあのようなプレゼントを渡してはならない」

 2006年にはイタリア代表をワールドカップ優勝に導き、ユベントスやインテルをはじめクラブでも多くの実績を残してきた70歳の名将は、中国代表としての最後の試合であってもチームの不甲斐なさに黙ってはいられなかったようだ。

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