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韓国が準々決勝で敗れる…全試合完封の鉄壁カタールが初の4強へ

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韓国が準々決勝敗退となった

[1.25 アジア杯準々決勝 韓国0-1カタール アブダビ]

 アジアカップは25日に準々決勝を行い、ザイードスポーツシティスタジアムでは韓国とカタールが対戦した。後半34分に先制したカタールが1点を守り抜き、1-0で勝利。初の4強進出を果たした。

 韓国は4-2-3-1の布陣で、ヴィッセル神戸のGKキム・スンギュやG大阪のFWファン・ウィジョといったJリーガーが先発。右サイドにはトッテナムのMFソン・フンミンが、左サイドにはボーフムのMFイ・チョンヨンが入り、トップ下にはMFファン・インボムが配置された。

 一方、グループEを首位通過したカタールは3-5-2の布陣。今大会7ゴールで得点ランク1位のFWアルマエズ・アリが2トップの一角に入った。

 前半は韓国がボールを保持するも、カタールが前線から激しいハイプレスを仕掛け、韓国の思い通りにさせない。互いに決定機をつくりながら0-0で前半を折り返した。

 後半に入っても展開は動かず。韓国の攻撃に対し、カタールは2トップを残して残りの8人で固くブロックを形成。韓国はセットプレーを起点にチャンスをつくるが、ゴールネットを揺らすことはできない。カタールもカウンターから敵陣に迫るが、シュートは単発で終わってしまう。

 韓国は後半27分、カタール守備陣が足を滑らせた隙を突き、ソン・フンミンがPA右に進入。しかし逆足の左足シュートは勢いなく、相手GKにセーブされる。流れを変えたい韓国は同29分に、ファン・インボムに代えてMFク・ジャチョルを投入した。

 韓国は後半32分、PA手前で獲得したFKをDFキム・ジンスが左足シュートで狙うも、ゴール右ポストを直撃。すると同34分に試合が動く。カタールは左サイドからパスを受けたMFアブドゥラジズ・ハティムが左足を一閃。MFチョン・ウヨンの股を抜けたボールはゴール右隅に吸い込まれた。

 カタールの先制でスタジアムがどよめく中、後半35分には韓国が反撃。右サイドからのクロスにファン・ウィジョが合わせてゴールに流し込むが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)によりオフサイドが認められてノーゴールに。肝を冷やしたカタールのフェリックス・サンチェス監督は選手たちの気の緩みを一喝した。

 韓国は後半39分にイ・チョンヨンに代えてFWイ・スンウを投入し、前線の枚数を増やしてパワープレーへ。しかし、ここまで全試合無失点を誇るカタールが守り切り、1-0で勝利。史上初のベスト4進出を決めた。

●アジアカップ2019特設ページ

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