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長友、日本対イランは「ライオンと虎。どっちが勝つか分からない」

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イランを最大限に警戒するDF長友佑都

 これまでとはまったくレベルの異なる相手だ。28日の準決勝で対戦するイラン代表について日本代表DF長友佑都(ガラタサライ)は「アジアで最も強いチームとの対戦。相当厳しい、これまで以上に厳しい試合になる」と指摘した。

 最新のFIFAランキングでイランはアジア最上位の29位(日本はアジア3位の50位)。今大会もここまでの5試合で12得点無失点と盤石の試合を続けている。「イランは世界の強豪とやっても戦えるチーム」と長友が話すように、ロシアW杯は結果こそグループリーグ敗退だったが、初戦でモロッコを1-0で下し、20年ぶりのW杯勝利を飾ると、第2戦はスペインに0-1、第3戦はポルトガルと1-1と、欧州の強豪を苦しめた。

 対する日本は今大会5試合すべてが1点差勝利。「これまでの試合は相手のミスで失点にならなかった部分もあった」と認めるように、相手の決定力不足に助けられるシーンもあった。「イランはそういうところを確実に得点につなげてくる。これまでのプレーだと厳しい」。あえて厳しい口調で言った。

 それでも「やってみないとサッカーは分からない」と、相手をリスペクトこそするが、簡単に引き下がるつもりもない。「動物で言うと、ライオンと虎。どっちが勝つか分からない試合になる」と独特の表現でイラン戦を展望した。決勝トーナメントに入る前には「ワクワクを超えてホクホク」と自身の心境を形容した長友は現在のメンタル状態を問われ、「今回はガリガリしてます。また違う緊張感が出ている」と笑みを浮かべて表現した。

(取材・文 西山紘平)

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