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「エースが帰ってくる」森保Jに強烈追い風、大迫が満を持して先発復帰へ

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イラン戦はFW大迫勇也の先発復帰が濃厚だ

 エースが満を持して先発に戻ってくる。日本代表は28日のアジアカップ準決勝でイラン代表と対戦するが、FW大迫勇也(ブレーメン)の5試合ぶりスタメン復帰が濃厚。グループリーグ初戦のトルクメニスタン戦(○3-2)で右臀部痛を再発させ、その後の3試合を欠場したが、24日の準々決勝ベトナム戦(○1-0)で後半27分から途中出場し、4試合ぶりの戦列復帰を果たした。

 ベトナム戦では大迫がピッチに入った途端に攻撃の連動性が生まれるなど、前線で存在感を発揮。“試運転”を済ませたエースは中3日で迎えるイラン戦に向けて日増しにコンディションを上げており、頼れるストライカーの完全復活は森保ジャパンにとって強烈な追い風となりそうだ。

 チームメイトも大迫の復帰を喜んでいる。MF堂安律は「存在感が違うし、エースが帰ってくる、信頼できる選手が戻ってくるというのはうれしい」と歓迎。DF長友佑都も「間違いなく(攻撃の)バリエーションが増える。1秒、2秒とタメをつくってくれるから、周りの選手もスペースに飛び出していける。彼がいることでポジティブな要素はたくさんある」と、停滞気味の攻撃に流動性が生まれ、活性化することに期待している。

「大迫が入るのは僕自身、大きい。彼一人だけでなく、2人目、3人目、4人目のプレイヤーを輝かせられる選手。チームにどういう相乗効果が生まれるか」と長友は話す。決勝トーナメントに入ってからは2試合連続の1-0勝利で、得点もCKからとPKというセットプレー絡み。今大会無失点を続けるイランのディフェンスをこじ開けるためにも、その存在は必要不可欠だ。

(取材・文 西山紘平)

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