beacon

“アジア最強”イラン戦へ…堂安「倒しがいのある相手」

このエントリーをはてなブックマークに追加

練習中に笑顔を見せるMF堂安律

 “アジア最強”の相手との一戦を前に武者震いした。日本代表MF堂安律(フローニンゲン)は28日のアジアカップ準決勝イラン戦に向け、「レベルが上がった相手になるし、倒しがいのある相手。アジアで一番強いと言われるイランに勝ってこそ、本当のアジアチャンピオンになれる」と、臆することなく意気込んだ。

 グループリーグを終えたときには「まだまだですね。僕が(チームを)勝たせたと胸を張って言える試合は1試合もない」と話していたが、24日の準々決勝ベトナム戦(○1-0)では自ら獲得したPKを沈め、決勝点を奪った。それでも「PKだったし、特に」と満足度は低い。「目指しているところはもっと高い。あと2試合で理想としているところに近づきたい」とどこまでも貪欲だ。

 イランは今大会ここまで5試合すべてが無失点と鉄壁のディフェンスを誇る。「ワンツーとか3人目の動き出しが有効になると思う。勇気を持って仕掛けることが大事だし、それがアクシデントを起こす要因にもなる」と、これまでどおり積極的に仕掛ける姿勢を貫く決意だ。

 とはいえ、当然、相手も堂安のドリブルは警戒してくるはず。奪ってからのカウンターの鋭さもイランの特徴の一つ。失い方が悪ければ、危険なピンチを招きかねない。「一つのミスが命取りになる」と気を引き締める20歳のアタッカーは「(直近の試合で点を取ったことは)プラスだけど、また違った緊張感のある試合になる」と臨戦態勢に入った。

(取材・文 西山紘平)

●アジアカップ2019特設ページ

TOP