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「コンニチハ、ジャパン」日本語披露の敵将、日本は守備的との質問に…

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公式会見に臨むイラン代表のカルロス・ケイロス監督

 28日のアジアカップ準決勝で日本代表と対戦するイラン代表が27日、UAE・アルアインのハッザーア・ビン・ザーイド・スタジアムで公式練習を行った。練習前にはカルロス・ケイロス監督が公式会見に出席。96年から97年にかけて名古屋グランパスで指揮を執った敵将は会見途中に「日本のメディアも来ているので」と笑顔を見せ、「コンニチハ、ジャパン」と日本語を披露する一幕もあった。

「この14年間、日本はアジアを支配してきた。素晴らしい選手を抱えていて、そういうチームと対戦するのは名誉で、光栄なこと。しかし、我々も素晴らしいチームで、素晴らしい選手がいる。明日はいい試合を見せたい」

 日本がここまですべて1点差勝利で勝ち上がり、1-0というスコアが多いことを踏まえ、報道陣からは「日本は守備的な戦いを見せているが、どう臨むか」との質問も出た。しかし、これには「日本が守備的という考えは持っていない」と否定し、「明日戦う相手はアジアで最も成功しているチームの一つ。素晴らしい選手がいて、素晴らしいサッカーを見せている」とあくまで敬意を示した。

 最新のFIFAランキングでイランはアジア最上位の29位(日本はアジア3位の50位)。今大会もここまでの5試合で12得点無失点と盤石の試合を続けている。昨夏のロシアW杯も結果こそグループリーグ敗退だったが、初戦でモロッコを1-0で下し、20年ぶりのW杯勝利を飾ると、第2戦はスペインに0-1、第3戦はポルトガルと1-1と、欧州の強豪を苦しめた。

 11年から長期政権を築いてきたケイロス監督だが、今大会を最後に退任し、コロンビア代表監督に就任することが決定的となっている。「長くいれば選手の理解も深まるし、深く分析してシステムも構築できる」。会見ではここまでの5試合をすべて異なるメンバーで戦ってきていることを受け、「日本戦では『プランF』が見られるのか」という質問も飛んだ。

「明日の試合は日本に対してリアリティーを持って臨む」。そう指揮官が答えている途中で、練習時間を案内するアナウンスが大音量で会見場に響き渡るハプニングもあったが、「素晴らしいチームと対戦するときに大事なことは我々自身のアイデンティティーを失わずに戦うこと。日本のストロングポイントにもフォーカスを当て、彼らの強みをうまくコントロールできるようにプレーしないといけないが、一番大事なのは自分たち自身であること。自分たちを忘れてプレーすることがあってはならない」と力説した。

(取材・文 西山紘平)

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