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[MOM2805]尚志MF伊藤新之助(1年)_“尚志のベイル”へ。期待のレフティーが同点弾

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尚志高期待の1年生レフティー、MF伊藤新之助は同点ゴールを決めた

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[1.28 東北高校新人選手権3位決定戦 東北学院高 1-2(延長)尚志高 いわきFCフィールド]

 尚志高は期待の1年生レフティー、MF伊藤新之助が同点ゴールを叩き出した。0-1の後半3分、伊藤は左クロスのこぼれ球を逆サイドで拾うと、左足シュートをゴール左上に叩き込んだ。

「体勢はあんまり良くなかったんですけれども、しっかりとミートできた。左利きで左足で決められて良かったです」と伊藤。キープ力やスピードに優れ、左足に自信を持つレフティーは今後のブレイクが期待される存在だ。

 伊藤をマン・オブ・ザ・マッチに指名した仲村浩二監督は、心身のたくましさが出てくることを求めつつ、期待感も口にしていた。今大会では課題のドリブルでミスすることもあったが、成功体験も。右足キックを苦にしないレフティーは、自分のスピードと左足をより活かせるように工夫し、日常から成長を遂げて結果を残す意気込みだ。

 先輩たちが残した選手権4強やプレミアリーグ昇格に刺激を受けている。「自分も選手権などに出たい。ここからアピールしないと2年生に勝てないと思っているので、自分の力を出し切って2年生を抑えて試合に出たい。(プレミアリーグでは)Jの下部とかにも勝って尚志を輝かせたい。(チームを)全国区にして、プレミアにも勝って選手権でも優勝したい」。

 目標とする存在は尚志の先輩でU-18日本代表のFW染野唯月(2年)。そしてウェールズ代表FWガレス・ベイルやフランス代表FWキリアン・ムバッペのように速さと上手さを兼ね備えた選手を目指していく。ポテンシャルを感じさせる素材は、より自分を磨いて“尚志のベイル”へ。昨年の染野に続いて、今年は自分がブレイクする。

(取材・文 吉田太郎)

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