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森保J、決勝の相手はカタール!!主力2人出場停止もザックUAEを4発粉砕

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初の決勝進出を決めたカタール代表

[1.29 アジア杯準決勝 カタール4-0UAE アブダビ]

 アジアカップは29日、UAE・アブダビのムハンマド・ビン・ザーイド・スタジアムで準決勝を行い、カタール代表が開催国のUAE代表に4-0で快勝し、初の決勝進出を決めた。2月1日にアブダビのザイードスポーツシティで開催される決勝では、2大会ぶり5回目のアジア制覇を目指す日本代表と初優勝を狙うカタール代表が激突する。

 国交を断絶中の両国の試合は異様な雰囲気の中で行われた。UAEのナヒヤーン・ビン・ザイード王子がチケットを買い占め、UAEサポーターに無料で配布。3万8646人の観衆で満員に膨れ上がったスタジアムの外にはチケットを入手できなかった多くのファンが押し寄せ、会場周辺は試合開始前から混乱状態だった。

 試合前にはカタール国歌の斉唱中に大ブーイングも起こり、元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ監督率いるUAEは強力な後押しとともに、かつてない重圧ものしかかった。前半22分、カタールがカウンター返しから前線に残っていたMFブアレム・フーヒがドリブルで持ち込み、右足でミドルシュート。GKハリド・エイサが痛恨のキャッチミスを犯し、ボールは腕の下を抜けてゴール左隅に吸い込まれた。

 一転して静まり返るスタンド。カタールは前半37分にも横パスを受けたFWアルモエズ・アリが左45度の位置から右足ミドルをゴール右隅にねじ込んだ。グループリーグで7ゴールを量産したアリはこれで今大会通算8得点目。2-0とリードを広げると、ゴール裏で喜ぶカタールの選手たちに向かってスタンドからペットボトルやサンダルが投げ込まれるなど、一時騒然とした雰囲気になった。

 2点ビハインドで前半を折り返したUAEは後半開始から10番のMFイスマイル・マタルを投入。後半7分にはFWアリ・マブフートが強烈な右足ミドルを放つが、GKサード・アルシーブのファインセーブに遭った。同27分、右クロスにヘディングで合わせたのは途中出場のFWアフメド・ハリル。しかし、これもGKの好セーブに阻まれ、怒涛の反撃も得点に結びつかなかった。

 カタールは後半36分に10番のMFハサン・アルハイドスがダメ押しゴール。またしてもゴール裏から大量のペットボトルが投げ込まれたが、その後は徐々にスタジアムをあとにする観客の姿も見られるようになった。後半アディショナルタイムには途中出場のDFハミド・イスマイルがダメ押しの4点目。4-0の完封勝利で決勝進出を決めたカタールは日本同様、ここまで無傷の6連勝。6試合で16得点無失点という完璧な結果で決勝へ駒を進めた(日本は11得点3失点)。

 この試合は4-2-3-1のシステムだったが、グループリーグ最終戦のサウジアラビア戦(○2-0)と準々決勝の韓国戦(○1-0)では3バックを採用しており、日本戦もどのシステムで臨んでくるか読みづらい。しかも、この日はDFバサム・アルラウィとMFアブデルアジズ・ハティムの2人が出場停止だった。アルラウィはここまで全試合に先発していたセンターバックで、決勝トーナメント1回戦のイラク戦(○1-0)では決勝点も決めていた。ハティムもトップ下かインサイドハーフで今大会4試合に先発し、準々決勝の韓国戦で決勝ゴール。主力2選手が決勝では戻ってくる。

 最新のFIFAランキングでは日本の50位に対し、カタールは93位。過去の対戦成績は日本の2勝4分2敗と五分だが、最近の6試合は負けていない(2勝4分)。直近では8年前のアジアカップ準々決勝で対戦。DF吉田麻也が退場しながらMF香川真司の2ゴールとDF伊野波雅彦の劇的決勝点で3-2の逆転勝利をおさめている。

(取材・文 西山紘平)

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