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「責任は私にある」ザック、日本と対戦ならず…4強敗退で退任示唆

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指示を送るUAEのアルベルト・ザッケローニ監督

[1.29 アジア杯準決勝 カタール4-0UAE アブダビ]

 UAE代表はアジアカップ準決勝で0-4の大敗を喫し、6大会ぶりとなる決勝進出を果たせなかった。試合後の記者会見でアルベルト・ザッケローニ監督は「この結果をUAEのファンに謝りたい」と述べた。

 開催国代表として初優勝を目指したが、準決勝で冒険は終わった。かつて指揮した日本代表と決勝で対戦することも叶わず、「もっと上を目指していたので、私も選手もスタッフも満足していない。決勝に進み、優勝したかったが、これがサッカーだ」と悔しさをにじませた。

 国交断絶中の両国の試合は異様な雰囲気の中で行われた。3万8646人の観衆で膨れ上がったスタジアムの外にはチケットを入手できなかった多くのファンが押し寄せ、試合前の国歌斉唱ではカタール国歌に対して大きなブーイングも飛んだ。

 こうした雰囲気がUAEの選手にはプレッシャーにもなったか、「いつもしないようなミスが多かった」と振り返ったザック。それでも「私はこのチームの監督だ。負けの責任は私にある。選手はベストを尽くした」とかばった。

 17年10月からUAEの指揮を執るザッケローニ監督は「目標はアジアカップ優勝だった。UAE協会との契約はこの大会で終わる」と、今大会を最後に退任することを示唆した。

(取材・文 西山紘平)

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