先発濃厚の塩谷、対中東に強み 今大会8得点の敵エースともACLで対戦済み
満を持して決勝の舞台へ。日本代表DF塩谷司(アルアイン)が「(決勝に出れば)自分としては今後、日本代表に残っていく中で大事な試合になる。持てる力を100%以上出したい」と並々ならぬ意気込みを語った。
決勝の舞台となるアブダビに戻って来てからの初練習。準決勝のイラン戦(○3-0)で左太腿裏を痛めて後半15分に退いたMF遠藤航は宿舎での静養となり、決勝では塩谷がボランチで先発起用される可能性が高まっている。
塩谷は決勝トーナメント1回戦のサウジアラビア戦(○1-0)からイラン戦まで3試合連続で途中出場しているが、先発となればグループリーグ第3戦のウズベキスタン戦(○2-1)以来、4試合ぶり。「一発勝負の中で先に失点すると厳しくなる。守備ばかりになるのはいけないけど、守備のことをまず考えて、センターバックのサポートをできるようにと考えている」と青写真の一部を明かした。
普段からUAEでプレーしているからこその強みがある。日本とカタールが最後に対戦したのは、11年アジアカップ準々決勝(結果は日本が3-2で勝利)。代表チームとしては丸8年間戦っていないだけに映像のみの情報となる選手が多い中、塩谷はアルアインの一員として昨季のACL決勝トーナメント1回戦でアルドゥハイル(カタール)と対戦。今大会8得点を挙げている22歳のFWアルモエズ・アリやMFカリム・ブディアフらカタール代表でも主軸を担う選手たちの特徴はすでにインプットされている。
ACLではアリに1得点を許すなど2試合合計3-8と完敗したが、主力メンバーの特徴を実戦の中で把握している経験は大きい。「カタールのチーム(アルドゥハイル)と対戦したときに感じたのは、個の能力が高く、チームとしても良いサッカーをすること。カタール代表の前線にはスピードのある選手がいて、足元の技術の高い選手も多く、相手はカウンターを狙ってくる。リスク管理をしっかり意識したい」と気持ちを引き締める。
中東特有のズル賢さを肌で熟知していることも日本にとってはプラスになる。「大げさに倒れたりというのは日常茶飯事。熱くなりすぎると、ゲームも荒れてしまう。イラン戦のようにみんなが冷静にプレーするのが大事だと思う」と静かな口調に闘志を秘めた。
(取材・文 矢内由美子)
●アジアカップ2019特設ページ
決勝の舞台となるアブダビに戻って来てからの初練習。準決勝のイラン戦(○3-0)で左太腿裏を痛めて後半15分に退いたMF遠藤航は宿舎での静養となり、決勝では塩谷がボランチで先発起用される可能性が高まっている。
塩谷は決勝トーナメント1回戦のサウジアラビア戦(○1-0)からイラン戦まで3試合連続で途中出場しているが、先発となればグループリーグ第3戦のウズベキスタン戦(○2-1)以来、4試合ぶり。「一発勝負の中で先に失点すると厳しくなる。守備ばかりになるのはいけないけど、守備のことをまず考えて、センターバックのサポートをできるようにと考えている」と青写真の一部を明かした。
普段からUAEでプレーしているからこその強みがある。日本とカタールが最後に対戦したのは、11年アジアカップ準々決勝(結果は日本が3-2で勝利)。代表チームとしては丸8年間戦っていないだけに映像のみの情報となる選手が多い中、塩谷はアルアインの一員として昨季のACL決勝トーナメント1回戦でアルドゥハイル(カタール)と対戦。今大会8得点を挙げている22歳のFWアルモエズ・アリやMFカリム・ブディアフらカタール代表でも主軸を担う選手たちの特徴はすでにインプットされている。
ACLではアリに1得点を許すなど2試合合計3-8と完敗したが、主力メンバーの特徴を実戦の中で把握している経験は大きい。「カタールのチーム(アルドゥハイル)と対戦したときに感じたのは、個の能力が高く、チームとしても良いサッカーをすること。カタール代表の前線にはスピードのある選手がいて、足元の技術の高い選手も多く、相手はカウンターを狙ってくる。リスク管理をしっかり意識したい」と気持ちを引き締める。
中東特有のズル賢さを肌で熟知していることも日本にとってはプラスになる。「大げさに倒れたりというのは日常茶飯事。熱くなりすぎると、ゲームも荒れてしまう。イラン戦のようにみんなが冷静にプレーするのが大事だと思う」と静かな口調に闘志を秘めた。
(取材・文 矢内由美子)
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