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盛岡MF櫛田がタイの記念試合に出場「そうそうたるメンバーで光栄」「少しの間だけ僕のわがままにご理解頂けたら」

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 いわてグルージャ盛岡は31日、2月3日にチョンブリFC(タイプレミアリーグ)が主催する記念試合にMF櫛田一斗が出場することを発表した。

 櫛田は京都産業大から2009年に佐川印刷SC(JFL)へ加入し、その後はチョンブリFCをはじめとしたタイのクラブやオーストラリアのクラブでプレー。今季から盛岡に移籍し、32歳にして初のJリーグ挑戦となっていた。

 今回のゲームは、タイプレミアリーグ史上最速で通算100得点を挙げ、タイ代表でもキャプテンとして10番を背負ったピポブ・オン・モの引退試合。出場選手は昨季に広島でプレーしたFWティーラシンなど、チョンブリFCやタイ代表でプレーした選手を中心に構成されている。櫛田はチョンブリFC所属時の貢献度を評価され、数少ない外国人選手として参加オファーをもらったという。

 クラブは公式サイト上で「チョンブリFCでは、櫛田選手が在籍当時に発生した東日本大震災後、多方面にわたってチャリティー活動を実施して頂いた経緯もあり、シーズン前の時期ではありますが、被災県を代表した恩返しの意味も込めて、クラブとして快く送り出すことを決定いたしました」と説明している。

 また、櫛田も「タイサッカー界のそうそうたるメンバーの中に、僕を呼んでくれた事が非常に光栄です。タイでプレーした選手なら誰もが出たい試合だと思います!」と喜びを語り、「ピポブとはチョンブリFCで4年間共にプレーしました。彼は常にチームの顔で、人間性も素晴らしく、誰からも愛される存在です。タイ1年目で右も左も分からない僕に対して、親身になって接してくれて、非常にプレーしやすい状況を作り出してくれました」とチョンブリFC時代を振り返った。

 そして「シーズン前で難しい時期ではありますが、クラブの理解もあって快く行かせて頂けるので、怪我だけはしないようにしっかり準備していきます」と意欲を示し、「岩手とタイは全然関係ないように思われますが、東日本大震災の際にチョンブリFCはすぐにチャリティー活動をしてくれた縁もあるので、僕がピポブやチョンブリサポーター、タイの人達の前で『岩手』を背負ってプレーすることは恩返しという部分もあります。なので、少しの間だけ、僕のわがままにご理解頂けたら嬉しいです」と話している。

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