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カタール指揮官、森保ジャパンに最大級の警戒「特長もあるし、弱点もある」

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フェリックス・サンチェス監督が日本を警戒

 アジアカップ2019は2月1日に決勝が開催。翌日に控えたファイナルを前にカタール代表のフェリックス・サンチェス監督が前日会見に臨んだ。

 カタールはここまでの6試合で16ゴール・無失点という驚異的な成績で初の決勝進出を決めた。スペイン出身のサンチェス監督の手腕はもちろんのこと、他を凌駕する高速カウンターで、数々の強豪を撃破してきた。指揮官は開口一番「カタールサッカーの歴史の中で最も重要な試合に参加できる。とてもハッピーだ」と語り、「最後に最高のパフォーマンスを見せたい」と、強い意気込みを示した。

 サウジアラビアや韓国、UAEといった難敵を次々と退けてのファイナル。「6試合で違う戦いをしてきたし、決勝トーナメントとグループリーグは違う。明日も違う状況」と、これまでとは異なる戦いを見せることを明言。

 同じ東アジアの韓国戦を参考にするのかという問いには「日本は独自のスタイルがあるし、韓国とは違う。日本はとてもオーガナイズされていて守備的な一面をサウジ戦で見せた。(日本は)チームスピリットもモチベーションも非常に高く、パワーも強度も高い。しかし、違ったディテールがあるし、もっとオフェンシブに来るだろう」と予想した。

 さらに、記者からは日本代表が試合ごとに違う顔を見せているが、どの顔がリアルフェイスか?という質問が飛んだ。これについて同指揮官は「その質問の意味が分からないが(笑)」と笑みをこぼしながらも、「日本はタレントもいるし、支配もできるし、カウンターもできる。我々は戦術について話せないが、(日本は)たくさんの特長もあるし、弱点もある。試合の中にはすべての顔があると思う。それに対応していいプレーをしたい」と意気込んだ。

 大会前にはカタールのアルサッドでプレーする元スペイン代表MFシャビが、テレビ番組で大会の優勝予想をした。そのシャビの予想通り、決勝のカードは日本とカタールとなった。サンチェス監督は「彼は大きな影響を与えている。とてもいい関係にあるし、プロセスも与えてきた。試合前、試合後ともに彼の意見はとても大きい。彼の意見はポジティブだ。彼は100パーセントパーフェクトだと言っている」と、良好な関係を築いていることを明かした。

 カタールにとっては最強の相手となる日本ということもあり「最も重要な試合」と位置づけるサンチェス監督。「結果を出してトロフィーを勝ち取れば最も大きな成功だ。彼らにメンタリティを植え付け、ここまで来た。明日、国がハッピーになるように、ヒストリーを作れるようにしたい」と、カタール史上初の栄冠を勝ち取るべく、闘志を燃やしている。

 決勝は日本時間2月1日23時にアブダビのザイード・スポーツシティ・スタジアムでキックオフする。

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