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「GAMEOVER」させる一撃を。2年連続プレミア選抜選出のFW森海渡が2ゴール

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プレミアリーグ選抜FW森海渡(柏U-18)は2得点の活躍

[1.31 練習試合 プレミアリーグ選抜 8-1 プロ:ダイレクトアカデミー セント・ジョージズ・パーク]

 イングランド遠征メンバー20人中唯一、2年連続で「NIKE NEXT HEROプロジェクト」プレミアリーグ選抜に選出されているFW森海渡(柏U-18 3年)が、2得点を叩き出した。

 序盤から正確なポストプレーでチャンスを演出していた森は11分、中盤で前を向くとパス交換から右足シュートをゴール左隅に叩き込んだ。さらに38分にも右SB大越寛人(広島ユース3年)の絶妙なクロスから頭でゴール。昨年のプレミアリーグ選抜イタリア遠征2試合で4ゴール3アシストと大暴れしていた森は、再び欧州でゴールを連発した。

 より決めるチャンスがあったため、本人は納得していなかったが、「試合に入る前からどんどん打って行こうと思っていたので、入って良かった」。この日は前半の45分間だけのプレーだったが、U-17日本代表歴も持つストライカーは「試合を決める」仕事をして初戦を終えた。

 FWロベルト・レバンドフスキ(バイエルン)に憧れる森は、得点へのこだわりがある。「きょうは獲れましたけれども、昨シーズン振り返ると、プレミアリーグでもシーズン通じて獲れていなくて(EASTで得点ランキング2位タイの7得点)、もっと決めきる力を身に着けていかないといけないと思っています。チームがどんなに苦しくても、自分ひとりで決め切るような力がなければ、トップ選手にはなれない」と口にする。

 自分一人でもゴール、試合を決める選手になること。それは、ナイキフットボールの今季のコンセプト「GAMEOVER」にも繋がる。試合を一撃で終わらせるような技術とマインドセットは森が今回のイングランド遠征だけでなく、大学進学後も追い求めていくテーマだ。「FWは『点獲ってナンボ』だと思うので、もっと点獲っていけるようにしないといけない」。柏U-18の同期で先にプロ入りしたDF杉井颯やMF山田雄士、そしてベンフィカでの挑戦をスタートするGK小久保玲央ブライアンに負けない日々を過ごし、試合を決める力を身に着けて4年後にプロ入りを勝ち取る。

(取材・文 吉田太郎)
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