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UAE紙が南野拓実を特集…C大阪時代、マンチェスター・U戦で決めたミドルを回顧

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UAE紙がFW南野拓実を特集

 アジアカップ2019は1日に決勝が開催。日本代表は2大会ぶり最多5度目の優勝を懸けてカタール代表と対戦する。ファイナルを目前にしてUAEメディアがFW南野拓実を特集。これまでの歩みを紹介した。

 UAE紙の『ザ・ナショナル』は、2013年にマンチェスター・ユナイテッドが行ったアジアツアーにおいて、セレッソ大阪と対戦した際に、南野が「世界を興奮させるゴールを決めた」ことを回顧。

 当時C大阪に所属していた南野は、PA手前左付近から中へ切り込んで強烈なミドルシュートを決めていた。「当時、彼はまだ18歳でチームの主力ではなかった」にもかかわらず、マンチェスター・U相手に決めたスーパーゴールは「強烈なインパクトを残した」と紹介した。

「彼のゴールクリップは世界のニュースチャンネルで広く知られていた。ゴールを決めた後、南野は“僕を覚えたか”と言わんばかりに自らが着用していた13番のユニフォームを指さしていた」

 しかし「それから5年半の間、南野は覚えられていなかった」と指摘。オーストリアに移籍したものの、日本代表には選出されず、苦しい時期を過ごした。それでも彼は「ザルツブルクでスキルを磨いてきた」と、腐らずステップアップしてきたことを評価。

「クラブはこの才能を見て、チームの中心的部分にした。最近は11月のヨーロッパリーグ・ローゼンボリ戦でハットトリックを記録するなど、素晴らしいパフォーマンスを見せている」と、オーストラリアでの活躍を称えた。

 惜しくもロシアW杯には選出されなかった南野だが、森保一監督となってからはすべての試合に招集されている。アジアカップではここまで全試合に出場。ゴールこそ無いものの、準決勝のイラン戦では全3得点に絡む活躍を見せた。

 同紙は日本代表において南野が「リーダーのように見える」と表現。その活躍ぶりを改めて称賛した。

「南野は今、9番を背負ってアジアカップを戦っている。センターフォワードの役割ではないが、彼はリーダーのように見える。イラン戦では粘り強さと優れた技術を見せた。こう着状態を打開したのは南野だった」

「彼はカタールとの決勝で厳しいマークに遭うことが予想される。それでも彼は自身のレベルを証明する機会をうかがっていた。それを証明するのは決勝だ」

 アジアカップ決勝は日本時間1日23時にアブダビのザイード・スポーツシティ・スタジアムでキックオフする。

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