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カーディフ監督、サラの死を受けトレーニングキャンプを中止に「時にはフットボールよりも大事なことがある」

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スタジアムでは追悼Tシャツに身を包むファンの姿も

 カーディフのニール・ウォーノック監督は、チームに加入する予定だったFWエミリアーノ・サラの死亡が確認されたことから、テネリフェで行う予定であったトレーニングキャンプの中止を発表した。

 カーディフはナントからクラブ史上最高額でアルゼンチン人ストライカーのサラを獲得。しかし、先月21日にサラが搭乗した飛行機が消息を絶ち、今月3日にイギリス海峡の海底で飛行機の残骸が発見された。そして、7日に遺体の身元が発覚し、サラの死亡が確認された。

 クラブは9日のプレミアリーグ第26節のサウサンプトン戦から、22日の第27節ワトフォード戦の間で、4日間のトレーニングキャンプを行う予定であったが、この予定をキャンセル。選手たちがチームメイトを失ったトラウマから精神的なダメージを受けないように、家族と過ごす時間を設けたという。ウォーノック監督は「時にはフットボールよりも大事なことがある」とクラブの判断に賛同を示した。

「あの事故が起こってから、もう2週間以上がたっている。私も子どもたちを抱きしめ、自分の妻と共に時間を過ごしたい。これまでに多くのことを経験してきたが、こんなことが自分の人生で起こるなんて想像もしていなかった。選手たちはこの事故にショックを受けているし、時には家族と共に過ごす時間のほうがフットボールよりも大事だ」

 また、カーディフでチームメイトになる予定であったアイスランド人MFアーロン・グンナルソンは現在のチームの状況について語った。

「とてもつらい状況だったけど、選手たちはクラブに関わるすべての人達と団結して立ち上がった。今最も大事なことは彼の家族を尊重することだ。そしてパイロットが発見され、彼の家族も喪に服すことができることを願っている」

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