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通訳も母国語に…浮上誓う鳥栖トーレス「今季は違うものになる」

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キックオフカンファレンスに出席したサガン鳥栖FWフェルナンド・トーレス

 サガン鳥栖FWフェルナンド・トーレスは今季、初めて日本でシーズン開幕を迎える。昨季は最後までJ1残留争いを強いられたが、「今季は違うものになる」と力強く宣言。「自分たちにとって、サポーターにとって誇りに思えるようになることを期待したい」と意気込んだ。

 かつてはスペイン代表のエースを担い、地元のアトレティコ・マドリーで熱狂的な支持を得てきたF・トーレスは昨年夏、鳴り物入りで鳥栖に加入した。だが、チームの守備的な戦いや突然の監督交代もあって本領発揮とはいかず、半年間で17試合3得点という結果にとどまった。

 ところが今季は元同僚のルイス・カレーラス監督が新たに就任し、同じスペイン人のMFイサアク・クエンカも加入。昨季は英語通訳を通してコミュニケーションを取っていたが、スペイン勢が増えた今季は母国語の通訳が加わり、手厚いサポート体制の下でさらなる活躍が期待できそうだ。

「まずは日々の練習でハードワークすること、監督が何を望んでいるかをしっかり理解すること、チームメートと共通理解を持つこと」。14日、開幕目前のプレスカンファレンスに出席したF・トーレスは「勝つために大事なこと」を問われ、以上のように答えた。すなわち、地道な努力にしか答えはないという考えだ。

 そのため、自身のパフォーマンスについて問われても「個人的な目標よりもまずはチームを考えるべき。チームがしっかり機能して、結果を出して、団結していくことが目的」と多くを語らず。大きな注目にも「チームが機能すれば自分も得点が取れるようになると思う」と過度な気負いはない。

 待望の開幕戦は10日後。「もちろん全ての試合が大事だが、開幕戦で結果を出して、チーム全体で自信を得ることが大切。引き分け、負けよりは勝つほうが良い。そうして少しずつ良くなっていくことで、シーズン中に良い結果がついてくる流れになれば良い」。経験豊富な34歳は焦らず、そして着実に、昨季以上の結果を追い求めていくつもりだ。

(取材・文 竹内達也)
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