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「シュート練習で打ちのめされた」仙台GKシュミット、代表経験を“日常”の糧に

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J開幕に意気込みを語った仙台GKシュミット・ダニエル

 日本代表の一員としてアジアカップに参戦していたベガルタ仙台GKシュミット・ダニエルはUAEでの合宿生活を「毎日のシュート練習で打ちのめされた」と苦笑い気味に振り返る。国内トップの選手たちが集まった貴重な1か月間の財産を糧に、日々のレベルアップに生かしていく構えだ。

「せっかく高いレベルでやっていたので、高いレベルの感覚を維持しながらチームの練習に取り組みたい。また『自分たちはこうしている』というのを色んな人から学んだので、チームの人たちに良い形で伝えられるようにしたい」。アジア杯決勝から2週間足らず、早くもJリーグ開幕を見据える26歳はそう意気込む。

 “高いレベル”というのはもちろん、約1か月間の代表生活のこと。グループリーグ第3戦で貴重な国際試合を経験しただけでなく、練習でも豊富な経験を持つ欧州組のシュートを受け続け、「ここではより食らいつかないといけないし、チームでのシュート練習は全部止められるようにしたい」とこれから始まる日常につながる基準を得たようだ。

 GK権田修一、GK東口順昭といった他のゴールキーパーからの刺激は受けつつも「スタイルをより磨いていって、より高いレベルになっていくこと」と姿勢は変えず。「一年一年少しずつ成長できている。一昨年よりも昨年のほうが手応えがあった」という進歩を着実に追い求めていくつもりだ。

「チームとしては昨年できなかったトップ5入りが目標。リーグでどれだけ高い順位で終えられるかが1年の戦いの評価になる」と照準は明確。自身としては「セーブ率や失点の数を減らすこと。失点は大きく減らさないと上位は難しいので、そういった部分を高めていきたい」と結果にこだわり、長いシーズンに挑んでいく。

(取材・文 竹内達也)
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