U-18J選抜が櫻川ソロモン弾で先制も、後半終了間際に高校選抜のバイロン決めてドローに
日本高校選抜対U-18Jリーグ選抜戦はドローに
[2.16 NEXT GENERATION MATCH U-18Jリーグ選抜 1-1 日本高校選抜 埼玉]
高体連とJクラブユースの戦いはドロー。「NEXT GENERATION MATCH」が16日、埼玉スタジアム2002で開催され、U-18Jリーグ選抜と日本高校選抜が対戦。FW櫻川ソロモン(千葉U-18、2年)のゴールでJリーグ選抜が先制したが、後半終了間際に高校選抜FWバスケス・バイロン(青森山田高3年)が同点ゴールを決めて1-1で引き分けた。
高校1、2年生によって構成されたJリーグ選抜は4-2-3-1システム。GKが昨年のAFC U-16選手権でも活躍した山田大樹(鹿島ユース2年)、4バックは右SB奥田勇斗(G大阪ユース2年)、CB井上樹(甲府U-18、2年)、キャプテンのCB馬場晴也(東京Vユース2年)、左SB井出敬大(柏U-18、2年)。中盤は松本凪生(C大阪U-18、2年)と土肥航大(広島ユース2年)のダブルボランチでトップ下が山田楓喜(京都U-18、2年)。右MF松田詠太郎(横浜FMユース2年)、左MF青島太一(清水ユース2年)、1トップは櫻川が務めた。
一方、第97回全国高校選手権の優秀選手中心に構成された高校選抜は4-3-3システム。GKは青森山田高の主将として選手権優勝の飯田雅浩(3年)、4バックは右SB松尾勇佑(市立船橋3年)、CB白井陽貴(矢板中央高3年)、CB大石悠介(山梨学院高3年)、左SB豊島基矢(青森山田高3年)。中盤はアンカーの位置に岡井駿典(市立船橋高3年)が入り、その右前方に鈴木唯人(市立船橋高2年)、左前方に武田英寿(青森山田高2年)、右FWは昨年のAFC U-16選手権MVPプレーヤーの西川潤(桐光学園高2年)、左FW宮崎純真(山梨学院高3年→甲府)、中央にはバイロンが入った。
立ち上がり3分、高校選抜は西川のスルーパスからバイロンが決定的な左足シュート。だが10分、Jリーグ選抜は相手のクリアミスから松田がシュートへ持ち込んで右CKを獲得する。これを山田楓が左足で入れると、マークを振り切ってニアへ飛び込んだ190cmFW櫻川がヘディングシュートを流し込んだ。
先制したJリーグ選抜は土肥や松本、山田楓を中心にポゼッション。また速攻から櫻川や松田がシュートにまで持ち込んだ。対する高校選抜は相手のプレッシングをかわすように3トップへボールを入れ、そこから攻撃をスピードアップする。28分にはバイロンが積極的に攻め上がるSB豊島とのワンツーからチャンスを迎えたが、決めきることができない。
馬場が1対1の強さやシュートブロックを見せたほか、ボールへの寄せが早く1-0で前半を折り返したJリーグ選抜は後半開始から山田大と青島、櫻川に代えてGK鈴木彩艶(浦和ユース1年)、左MF宮城天(川崎F U-18、2年)、FWブラウンノア賢信(横浜FMユース2年)を投入。一方の高校選抜は松尾と白井に代えて右SB水野雄太(大津高3年)、CB西田翔央(東福岡高3年)をピッチに送り出した。
後半9分、Jリーグ選抜は山田楓に代えてFW藤尾翔太(C大阪U-18、2年)を、高校選抜は怪我の大石に代えてCB吉村仁志(大津高3年)を投入。15分には主導権を握って試合を進めるJリーグ選抜に決定機が訪れる。松本のスルーパスで右の松田が抜け出し、折り返しにブラウンノアが走り込む。だがシュートは高校選抜の西田がブロック。追加点を奪うことができない。
Jリーグ選抜は17分に井上樹と松田に代えてCB井上航希(京都U-18、2年)と鮎川峻(広島ユース2年)を投入。高校選抜は19分に鈴木と宮崎をMF中田青(富山一高3年) 、選手権得点王のFW染野唯月(尚志高2年)へスイッチした。
後半、互いにボールを保持しながら前進使用するが攻めあぐねてなかなかチャンスを増やすことができない。1点を追う高校選抜は30分にGK飯田の好セーブで失点の危機を逃れたが、数的不利な状況で強引に攻めてボールを失うなどリズムが悪い。
高校選抜は35分、豊島に代えてSB後藤裕二(矢板中央高3年)を投入。1点の遠い状況が続いたものの、試合終了間際に同点に追いつく。40分、敵陣左サイドでボールを奪うと前を向いた西川がDFを振り切って左足シュート。DFに当たってゴール方向へ飛んだボールを最後はバイロンが押し込んだ。
左サイドへ移った西川中心にチャンスを作る高校選抜が一気に逆転を目指したが、得点を奪うことができず。1-1でドロー決着となった。
(取材・文 吉田太郎)
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高体連とJクラブユースの戦いはドロー。「NEXT GENERATION MATCH」が16日、埼玉スタジアム2002で開催され、U-18Jリーグ選抜と日本高校選抜が対戦。FW櫻川ソロモン(千葉U-18、2年)のゴールでJリーグ選抜が先制したが、後半終了間際に高校選抜FWバスケス・バイロン(青森山田高3年)が同点ゴールを決めて1-1で引き分けた。
高校1、2年生によって構成されたJリーグ選抜は4-2-3-1システム。GKが昨年のAFC U-16選手権でも活躍した山田大樹(鹿島ユース2年)、4バックは右SB奥田勇斗(G大阪ユース2年)、CB井上樹(甲府U-18、2年)、キャプテンのCB馬場晴也(東京Vユース2年)、左SB井出敬大(柏U-18、2年)。中盤は松本凪生(C大阪U-18、2年)と土肥航大(広島ユース2年)のダブルボランチでトップ下が山田楓喜(京都U-18、2年)。右MF松田詠太郎(横浜FMユース2年)、左MF青島太一(清水ユース2年)、1トップは櫻川が務めた。
一方、第97回全国高校選手権の優秀選手中心に構成された高校選抜は4-3-3システム。GKは青森山田高の主将として選手権優勝の飯田雅浩(3年)、4バックは右SB松尾勇佑(市立船橋3年)、CB白井陽貴(矢板中央高3年)、CB大石悠介(山梨学院高3年)、左SB豊島基矢(青森山田高3年)。中盤はアンカーの位置に岡井駿典(市立船橋高3年)が入り、その右前方に鈴木唯人(市立船橋高2年)、左前方に武田英寿(青森山田高2年)、右FWは昨年のAFC U-16選手権MVPプレーヤーの西川潤(桐光学園高2年)、左FW宮崎純真(山梨学院高3年→甲府)、中央にはバイロンが入った。
立ち上がり3分、高校選抜は西川のスルーパスからバイロンが決定的な左足シュート。だが10分、Jリーグ選抜は相手のクリアミスから松田がシュートへ持ち込んで右CKを獲得する。これを山田楓が左足で入れると、マークを振り切ってニアへ飛び込んだ190cmFW櫻川がヘディングシュートを流し込んだ。
先制したJリーグ選抜は土肥や松本、山田楓を中心にポゼッション。また速攻から櫻川や松田がシュートにまで持ち込んだ。対する高校選抜は相手のプレッシングをかわすように3トップへボールを入れ、そこから攻撃をスピードアップする。28分にはバイロンが積極的に攻め上がるSB豊島とのワンツーからチャンスを迎えたが、決めきることができない。
馬場が1対1の強さやシュートブロックを見せたほか、ボールへの寄せが早く1-0で前半を折り返したJリーグ選抜は後半開始から山田大と青島、櫻川に代えてGK鈴木彩艶(浦和ユース1年)、左MF宮城天(川崎F U-18、2年)、FWブラウンノア賢信(横浜FMユース2年)を投入。一方の高校選抜は松尾と白井に代えて右SB水野雄太(大津高3年)、CB西田翔央(東福岡高3年)をピッチに送り出した。
後半9分、Jリーグ選抜は山田楓に代えてFW藤尾翔太(C大阪U-18、2年)を、高校選抜は怪我の大石に代えてCB吉村仁志(大津高3年)を投入。15分には主導権を握って試合を進めるJリーグ選抜に決定機が訪れる。松本のスルーパスで右の松田が抜け出し、折り返しにブラウンノアが走り込む。だがシュートは高校選抜の西田がブロック。追加点を奪うことができない。
Jリーグ選抜は17分に井上樹と松田に代えてCB井上航希(京都U-18、2年)と鮎川峻(広島ユース2年)を投入。高校選抜は19分に鈴木と宮崎をMF中田青(富山一高3年) 、選手権得点王のFW染野唯月(尚志高2年)へスイッチした。
後半、互いにボールを保持しながら前進使用するが攻めあぐねてなかなかチャンスを増やすことができない。1点を追う高校選抜は30分にGK飯田の好セーブで失点の危機を逃れたが、数的不利な状況で強引に攻めてボールを失うなどリズムが悪い。
高校選抜は35分、豊島に代えてSB後藤裕二(矢板中央高3年)を投入。1点の遠い状況が続いたものの、試合終了間際に同点に追いつく。40分、敵陣左サイドでボールを奪うと前を向いた西川がDFを振り切って左足シュート。DFに当たってゴール方向へ飛んだボールを最後はバイロンが押し込んだ。
左サイドへ移った西川中心にチャンスを作る高校選抜が一気に逆転を目指したが、得点を奪うことができず。1-1でドロー決着となった。
(取材・文 吉田太郎)
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